マルチリンガル医師のよもやま話

マルチリンガル医師の世界観で世の中の出来事を綴ります

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中国共産党は知っていた?!~香港研究者の告発~

今日は海の日です。明日がもともと東京オリンピックの開幕予定で、準備のために特例で今年だけ月曜日でないそうです。

さて、今回も英語ニュースから学んでいきましょう。

 

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英語で時事ニュース①

高速道路の制限速度

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NHK world より一部引用

この文の中で、マスターしてほしいのは「条件に合う」という表現です。

meet を使います。少し堅いかもですが satisfy を使ってもOKです。

もう一つついでに、「~という条件で」というのは on condition that SV というのも覚えておきましょう(^^

 

本文の内容に行きましょう。

警察庁は試験的に一部の高速道路で最高速度を引き上げてみたところそれによる事故は増えなかったので、カーブが少なく、3車線以上ある高規格道路を対象に制限速度を引き上げるいうことですね。

やっと上がった

高速道路が初めて開通したのは1963年、名神高速でした。これについては過去にも記事を書いています。

日本の高速道路はなぜ高い?

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それからもうすぐ60年になろうともしていますが、最高速度は当時のまま100km/hでした。しかし、時代とともに車の性能も上がっており、実際多くの車が制限速度を超えて走るのが日常茶飯事になっています。

最高速度引き上げには色々な意見があるようです。

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さまざまな意見

1つ目の意見には、「なるほど~」となりました。法を守らないことが当たり前になっているのはおかしいということですね。

2番目の意見については一理あるとは思います。ただし、仮に事実でも警察はこんなこと口が裂けても言えませんね(笑)

最後の意見は、少し勘違いがあります。あくまで最高速度であって、みんなが120km/h出さないといけないわけではありません。100km/hでも問題ありません。 

5区間のみ

さて、運転好きの方にとっては、自分の普段使う高速も対象か気になるところですが、なんと4路線5区間だけのようです。

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最高速度引き上げ

西日本は1つも含まれていない。これは差別か?笑

また、上記区間でもトラックなどの大型車両は 80km/h で据え置きのようです。 

英語で時事ニュース②

香港の研究者亡命

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FOX news より一部引用

香港で新型コロナウイルスの研究を行っていた女性研究員・閻麗夢(エン・レイム)が亡命し、アメリカで暴露をしています。

まず、記事ですが、文構造がやや複雑になっていますが読めましたでしょうか?分解してみましょう。

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解説1

that 節が2重になっています。さらに、入試問題でありがちな、下線部 it が指すものは?になりそうな2つのit。

この it は 直前の単数名詞なので China か coronavirus しかないのですが、文脈から2つともChinaですね。

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解説2

ここでのポイントは2つ。

まず節の中に挿入された she believes です。これはよく出てきます。

research (that) she was doing that could have saved.... これだけでも意味は成り立ちます。多くの命を救えたであろう、彼女がしてきた研究という意味です。

要は、この研究が多くの命が救えたと言っているのは(少なくとも今のところ)彼女だけで、念のために she believes を挿入しているのです。

もう1つは could have 過去分詞 です。仮定法過去完了ですね。実際は違うけど、仮にこうしていたらこうなっていたのにー、ってやつです。

FOXニュースで暴露

アメリカに亡命後、FOX news の単独インタビューで中国政府の隠ぺいなどを暴露しました。これは、僕もFOX news で見ました。なぜか日本ではあまりニュースにならない。(笑) 忖度が働いてるのでしょうね

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エン・レイムの証言

彼女は12/31に新型コロナの研究を開始したその日に、友人からヒトからヒトに感染することを聞いていたのです。正義感から上司に相談しましたが、黙らされたのです。

彼女の夫も同じ研究員で、彼女は一緒に渡米するように求めましたが、夫は拒否しました。「そんなことしたら2人とも殺される」こう言って、彼女の渡米をやめさせようとしました。

結局折り合いはつかず、4月末に家族を残して単身アメリカに向かいました。7月13日にFOX newsが独占インタビューを放送することが決まると中国政府からかなりの圧力があったことも伝えられています。

中国の内部文書から、「中国もWHOも当初からヒト→ヒト感染を知っていた」とAP通信などは報じていました。

新型コロナウイルスのまとめ▼ 

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アメリカのWHO脱退

アメリカは来年の7月6日にWHO(国際保健機構)を脱退することを表明しています。理由は、WHOがあまりに中国びいきだからです。

アメリカは拠出金を一番たくさん払っています。なので、そのアメリカを失うことはWHOにとっては大きな痛手になってしまいます。

しかし、一番お金を出しているアメリカよりも中国の影響力が強いというのも不思議なもんですね。

 

最近アメリカのポンぺオ国務長官が訪英しており、WHOのテドロス事務局長は中国に買収されたと発言しました。テドロス氏の事務局長就任を手助けしたのが中国だったとも言っています。

隠蔽工作の目的

中国は2003年のSARSのときも最初は情報をひた隠しにしており、4か月ほど情報開示しませんでした。

今回の新型コロナでヒト→ヒト感染を報告したのは1月20日で、1月23日に武漢を都市封鎖しました。

今の時代、完全に情報を隠蔽することはできません。時間稼ぎにしかならないのは明白です。では、何のために時間稼ぎをしたのでしょうか?

アメリカの国土安全保障省は、中国が時間稼ぎをしたのはマスクなどの医療必需品を買い占めるためだとまとめています。

SARSから学ぼう

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では、また(^^♪