マルチリンガル医師のよもやま話

マルチリンガル医師の世界観で世の中の出来事を綴ります

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『不思議だ、日本は窓際族に給料』

日本で生活し、仕事をしていると、当たり前と思っていることも、海外から見れば奇異だということがあります。

今回は、日本の年功序列制度や窓際族に関してアメリカで記事*1にされていたので、学んでいきましょう。

窓際族の存在

コロナ禍からの脱却とともに、欧米でも週5の出社勤務がどんどん戻ってきました。

しかし、コロナ禍以前よりも、さらなる効率化が重視されています。つまり仕事のできない人はつまみ出されるのです。

一方で、日本を見てみると、『窓際族』と呼ばれる、主に高齢で、仕事効率も悪く、ほとんど仕事もしない人たちがいて、会社は彼らにしっかり給料を払っていると。

アメリカじゃこんなこと、ありえねぇぜ、クレイジーすぎるぜ!と感じているようです。

日本では終身雇用というシステムがあって、定年まで雇用してくれるというのはさすがに効率悪いよね。

チームを率いるわけでもなく、契約をまとめるでもなく、この50−60代の窓際族はメールの確認をして返信したり、書類の整理だけして安定した給料をもらいながらうまく責任をとらなくていいように逃げ回っていると。

なかなか辛辣な書きっぷりですが、読んでて笑いました。思い当たる節が。。。(^o^)

日本の終身雇用システム

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いまさら?

窓際族なんて、今更なぜ騒いでるのかよくわかりません、昔から存在しています。

欧米の企業は、コロナ禍以降、特に『生産性』をさらに重視し、週5の出社を再開し、AIにより人件費削減を進めています。

そんな中で、多くの若者が日本を”穏やかな代替案”として見つめているからだと言います。

要は、日本は古い形のゆっくりした時間が流れていると考えて、効率化の名のもとに忙しい業務に追われる日常から離れ、その雰囲気を味わおうと日本へ旅行する若者が増えているのだと。

静かなる退職

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「お前はクビだ」

トランプ大統領が何度も口にしたこの言葉。

しかし、日本では、よっぽどのことがないかぎりこの言葉を聞くことはないだろう。

日本の企業では、非効率な労働者は、排除されるわけではなく、隅っこに追いやられるのです。

こうした窓際族の特徴を見ていくと、社内のトラブルメーカーというわけではありませんでした。

なんなら会社に忠誠心があり、文句を言うわけでもなく、ただただテクノロジーや会社の方針転換についていけなかっただけなのです。

法的に簡単にクビにできない、かと言ってややこしい社員でもなく、やる気はあるので、簡単な書類仕事などを与えられてるのです。

しかしながら、こうした効率の落ちたおじさん労働者を失業から守っているこのシステムは、数字として現れています。

実に、日本の労働者の25%以上が65歳以上で、先進国の中ではトップレベルです。この数字はアメリカでは20%未満、イギリスでは10%未満です。

また日本人の8割が定年後も仕事を続けたいと答えており、そのうち7割は同じ会社で続けたいと答えています。

高年齢者雇用安定法

この法は2021年に施行され、企業に65歳までの雇用確保を義務付け、場合によっては70歳まで働けるように準備してねというものでした。

そして厚生労働省は、この法を遵守する企業に補助金を出しています。

ある調査によると、日本の会社の約半分に「ろくに仕事をしないおじさん社員」が存在している。

40歳未満の若い労働者を対象にした聞き取り調査で、「高齢窓際族は勤務時間に何をしている」と問うと、多かった回答は、頻回のタバコ休憩、おやつタイム、無駄話、ネット回遊、ぼーっとしているなどでした。

要は、窓際族の存在を若者はよく思っておらず、分断化が進んでいるだけとも言えます。

しかし、一方で、高齢窓際族の存在は、「クビにされない」という心理的安定性を他の労働者に与えたり、企業側からすると、長年の経験で得られる知識や技術をすぐに捨ててしまうのはもったいないと考えるわけです。

AIによる効率化追求の時代では、日本の窓際族は非生産的の極みですが、「25%の社員が非効率でもその会社はつぶれることはない」という安心感を与えているのも事実であると。

 

ふむ、そういう見方もあるのね