マルチリンガル医師のよもやま話

マルチリンガル医師の世界観で世の中の出来事を綴ります

MENU

大統領府『対日あおり運転』許可

韓国で尹大統領就任以降、前 文政権での出来事の再調査がなされています。

文政権では親北人物がタスクフォースに入り、韓国国家情報院のサイバーを検閲していたこともわかりました↓↓

www.multilingual-doctor.com

今回は、また新たな問題が見つかりました。あのレーダー照射の件です。

ホワイト国とは

2019年8月、日本は「韓国を信用できない」と半導体に使われるフッ化水素など戦略物質の輸出を厳しくしました。いわゆるホワイト国外し。

そもそもホワイト国(現:グループA)というものをしっかり知る必要があります。

ホワイト国とは

大量破壊兵器に軍事転用される可能性のあるものの輸出に関して、管理を徹底しようというのが基本的な世界との取り決めです。フッ化水素もその項目に含まれます。

つまり、フッ化水素を誰が何の目的にどのくらいの量必要かという細かい申請を、その都度ごとにしなければいけません。しかし、これはかなり手間です。

そこで、自国できっちりと管理ができ、軍事転用したり、転売したりしないような信頼できる国を優遇国(ホワイト国)に認定し、その都度申請ではなく、ザックリまとめて申請できるようなシステムのことです。

ホワイト国でなくても輸入できる

では、どういう国が日本のホワイト国になっていたか。基本的にはアメリカやイギリスなどの先進国で、自国で輸出管理がきっちりできていると判断された国です。

アジアでは韓国だけが含まれていました。2004年の小泉政権でホワイト国に入れましたが、当時は日韓ワールドカップの後などで、韓流ブームなど関係改善を模索する時期でしたね。

日韓ワールドカップの真相

www.multilingual-doctor.com

なぜ外された?

では、韓国はなぜホワイト国から外されたのでしょうか?

答えは簡単で、基準を満たしていないからです。しかも、文政権になって明白にひどくなったから。

文政権で戦略物質の違法輸出急増

韓国は半導体作るのに必要なフッ化水素などを日本から輸入していました。ホワイト国であったので、手続きの簡素化でドサっと輸入していたけど、こそっと核開発しているイランに横流ししていたのです。

となると、日本製の高純度フッ化水素が”悪の枢軸”であるイランにたどり着いたことで、欧米などから日本が白い目で見られたのです。そして、韓国をホワイト国から除外しました。

レーダー照射事件

さて、ホワイト国外しの半年ほど前、能登半島沖の日本海で韓国海軍の駆逐艦が海上自衛隊のP-1哨戒機にレーダー照射した事件がありました。

一応、簡単に復習しときましょう。

火器管制レーダー照射事件

レーダー照射というのは狙いを定めたということで、「お前を打ち落とす」という意味です。仮にも友好国の日本の自衛隊に対して、ありえない行為です。

二転三転、支離滅裂

日本側が抗議すると、韓国は「レーダー照射していない」と反論。日本から証拠映像が出ると、「北朝鮮の遭難船を救助活動中、日本側が異常接近で威嚇。日本が謝罪しろ」と逆ギレ。

かなり怪しい・・・

さきほどのホワイト国の説明でやりましたが、文政権以降、韓国から戦略物質の違法輸出が問題となっていました。当然、アメリカも日本も韓国から北朝鮮にも流れていると疑っていました。

韓国から北朝鮮に瀬取り

フッ化水素についてはわかっていませんが、韓国から北朝鮮に瀬取りで石油製品などが渡されている証拠が複数*1*2でてきました。

何が言いたいかというと、このレーダー照射自体も、どうしても知られたくない行為を見られてしまい、慌ててレーダー照射をしたという可能性もあるのでは?ということです。

日本の哨戒機が証拠保全の撮影に近づいたのも怪しんだから?

北の工作船だった?

他にも、漁船に扮した北の工作船が遭難したのを、韓国に助けを依頼した説*3や、金正恩暗殺未遂犯が逃げたのを北の要請で確保した説*4がありました。

真相はいかに。

「話にならない事件」

今年7月の朝鮮日報のコラム*5では、このレーダー照射は、『話にならない事件』と扱っています。

『話にならない事件』

友好国である日本の哨戒機にレーダー照射してまでやったことが、わざわざ日本の排他的経済水域まで行って、北の遭難漁船1隻を救助し北に送還など通常考えられないと伝えています。

そらそうですよね、遭難船を人道的に助けるなら日本の海上自衛隊にお願いすればいいはずですからね。

 

そして、最近このレーダー照射に関しても新たな事実が判明しました。

『レーダー照射もOK』

先日の中央日報の記事*6を参照します。

文政権『レーダー照射もOK』

文政権で、現場指揮官の判断で、日本の哨戒機が異常接近してきた場合は、レーダー照射などを含めて積極的に対応するように指示したものが見つかったのです。

その指針は2019年2月に作成されたので、レーダー照射問題の後です。ということは、照射問題の時は完全に現場の暴走ということになります。

日本との交戦は辞さない

時系列もさることながら、さらに重要なのは、大統領が指示していることです。

レーダー照射は『攻撃意志』です。しかし、頻繁に韓国の領空や領空識別圏を脅かす中国やロシアには適応されないのです。つまり、日本との交戦を辞さないということです。

「さすがにやりすぎ」

この指針を大統領府が出したことに対しては、韓国の軍関係者からも疑問の声があります。

軍関係者「やりすぎだ」

中国・ロシアには顔色を窺って、日本だけ強気に出る。日本が韓国を攻撃する可能性など高くないのに、この指示は不合理だという主張です。

日本対してだけ強硬

文政権は間違いなく『中国の夢』を見ており、日米との距離を取って、赤側へ進もうとしてました。

『日本は子分』中華思想

www.multilingual-doctor.com

青瓦台主導で作成

この日本へのレーダー照射を許容したこの指針は、青瓦台(大統領府)主導で作られたものでした。

青瓦台主導で作成

軍の原案ですら、「戦争する気か」と内部で批判が噴出したのに、青瓦台はさらに強硬姿勢で指針を作ったのです。

国防部によると、この指針は今後破棄される予定とのことです。

さいごに

いかがでしたか?

レーダー照射事件とホワイト国外しはリンクしています。文政権以降、韓国からイランや北朝鮮への違法輸出が急増しました。

アメリカを筆頭に、韓国はマークされており、日本も監視を強めていました。フッ化水素は軍事転用されうるものであり、信用できない国に優遇措置は取れません。

レーダー照射の件も、現場軍部の暴発であり、何か隠そうと試みたのではないかと考えるのが自然ですね。後付けで、作った指針では、同盟国である日本に対してだけ強硬姿勢を取っています。

”事故”になりかねない”あおり運転”を政府が堂々と指示していたことが明白となりました。

 

では、また(^.^)ノ