韓国の大統領が変わってから1か月半。
あまり目立ったニュースは見られませんが、今月末にスペインで日米韓の首脳会談が4年9ヶ月ぶりに行われることになりました。文政権が終わって、やっと連携を取り戻そうという動きといえますが、今回も日韓の2国での首脳会談はなしのようです。
尹錫悦大統領になってからあまり変化はなさそうに見えますが、韓国のニュースを見れば少しずつ変化はあることがわかります。
ノージャパン運動
反日で支持率を保ってきた文政権。日韓関係は『史上最悪』とまで言われました。
慰安婦問題、徴用工問題・・・
これらについては、過去にまとめていますので、ご参照ください。
ま、簡単に言うと、これらの問題の裏側には北朝鮮が絡んでいます。日韓離反政策です。
◆北朝鮮の日韓離反↓↓◆
そんなこんなで、文政権では、これらの過去の問題をわざわざまた蒸し返して、『反日』を煽りました。すると、韓国内でノージャパン運動が展開され、ユニクロで買い物をしたり、日本旅行に行くと『売国奴』と罵られ、人気だった日本のビールも棚から一掃されたことは記憶に新しいですね。
熱気冷める
しかし、NO JAPAN!! は長くは続きませんでした。
2020年、任天堂switchの『あつまれ、どうぶつの森』が人気でなかなか購入できない事態*1になっていました。
長引くコロナ禍に対するストレスで、『リベンジ旅行』や『リベンジ消費』が起こっています。それに伴い、ユニクロやABCマートの売り上げも戻って*2きています。
そして、不買運動前に人気だった日本のビールもやっとお店に戻り、売り上げも上がっています。アサヒは韓国でかなり人気ですね。
6月に入って日本が海外からの観光客を受け入れるとなると、日本ツアーが2時間で売り切れ*3になりました。
これでわかる通り、多くの人にとっては、不買運動なんてそもそも関心ごとではなかったのです。前政権が不買運動の空気感を作っただけでした。
積弊清算
尹大統領が就任してから国内でも新たな動きがあります。
韓国の政治でよく使われる言葉で、『積弊清算(적폐청산)』というものがあります。
文政権では非常によく使われた言葉で、めちゃくちゃわかりやすく言うと、前の政権のやったことを叩き潰すイメージです(笑)
文政権で、『積弊清算タスクフォース』なんてものが設置されました。そして、自分の思想に合わない前政権の幹部たちを不当に実刑判決などしていきました。
そして、今、尹政権では、この文政権時代の『積弊清算事業』を調査しています。
歴史は繰り返す。。。
▼韓国大統領の末路はなぜ?▼
国家情報院のサーバー
その調査の中で色々と怪しいことが浮かび上がってきました。
国家情報院は大統領直属の情報機関で昔はKCIAと呼ばれていました。国の機密情報や北朝鮮のスパイなどの監視も行う重要な機関です。
そんな重要な組織のサーバー内部を、文政権でできたタスクフォースが見たと。しかも、北朝鮮にシンパシーを感じている人物がという。恐ろしいですな。
文大統領の両親は脱北者で、彼自身も”親北”な政策でしたね。
慰安婦支援団体『正義連』のトップ、尹美香(ユン・ミヒャン)議員は、ご主人が北朝鮮のスパイとして監視されていました。また、法外な著作権料で儲けまくった慰安婦像の作者は正義連の理事になりました。
そして、この正義連は親北団体として国情院により監視されています。
でもその国情院のサーバーをタスクフォースの親北職員が見たと。もうむちゃくちゃ。
『越北』嘘が明るみに
皆さんは2020年に起きたあの事件を覚えてますでしょうか?
韓国・海洋水産部の公務員が『越北亡命』の意志を示し海を泳いで北へ、コロナの持ち込みを恐れた北朝鮮はその公務員を海上で射殺し遺体を焼却しました。
韓国軍は彼を捜索し、射殺される6時間前に発見しましたが、何もせず様子を見ていました。場所は、2国境界線より北朝鮮側だったためです。
また、射殺された後、韓国政府がその事実を発表したのは1日半も後のことです。韓国で『越北』は国家反逆の大罪です。さらに、「多額の借金があった」と追加発表しました。
要は借金を背負って、韓国から逃げ出したのだから、韓国政府に非はないという主張です。
しかし、これについても新事実が出てきております。
軍の機密情報を調査すると、文大統領は『救助支持を出さなかった』ことがわかりました。さらに、政権批判をかわそうと(?)、『北への亡命』と強調しました。
最初、文大統領は、南北間の軍事通信線が上手くいかず救えなかったと主張していたがこれも嘘だとわかりました。
北朝鮮への配慮
ところで、文大統領はなぜこのような行動をとったのでしょうか?
実は、文大統領はこのときどうしても北朝鮮との間に問題を起こしたくなかったのです。
そうなんです、文大統領は国連の演説で朝鮮戦争の終戦宣言について、言及していたのです。こんなときに、南北で問題があってはならないのです。
終戦となれば、在韓米軍撤退、ノーベル平和賞と彼の思い描く未来があったのでしょう。というか、在韓米軍撤退は北の望みですが。
まさに、これですね。文大統領は、何としても大きな問題にしたくなかった。
本人の意志で北朝鮮に亡命したというニュースだけで終わると思っていたのに、北朝鮮軍がまさかの射殺・遺体焼却までしてしまった。
反北世論が強まりそうなので、金正恩から特別な謝罪の言葉をもらったとか言うて必死でお茶を濁してましたね。
さいごに
いかがでしたか?
新政権が発足して、NO JAPAN運動は下火になりつつあります。
国内の政治でも、すでに前政権の追及が始まっています。文大統領のほころびが既にボロボロと出てきております。
前政権がいかに北のために尽力してきたのかがよくわかります。尹大統領のこれからの手腕に期待します。
では、また(^.^)ノ