前回、韓国次期大統領有力候補がなぜ疑惑まみれの嘘つきなのに支持されているのかについてまとめました。
尹大統領逮捕のときに、検察だの公捜処だの大統領を守った警護庁など、色々な組織が出てきて混乱した方も多いと思います。
今回はこの辺掘り下げていきましょう♪

警察と検察
まずは、警察と検察の違いを振り返っておきましょう*1。
日本では、事件が起きたら、捜査を行い、犯人を逮捕し、取り調べるのが警察です。

警察は被疑者を逮捕したら48時間以内に事件記録を作成し検察に送致(送検)すると、検察側がこれを起訴するかどうかを決定します。
一方で韓国は、警察と同じく、検察にも一次捜査権があるのです。つまり、警察から送検されたものだけでなく、極端に言えば、自らが捜査して事件を作って(?)起訴することもできます。
この権力の強さから韓国は『検察共和国』とも呼ばれます。
日本でも、東京・名古屋・大阪には地検特捜部ってのがありますね。それに似てます。
元大統領の末路
韓国の大統領の末路は皆さんご存じの通り、逮捕されたり、自殺に追い込まれたりというのが毎度ですね。
▼韓国大統領の末路はなぜ▼
これには色々理由がありますが、検察共和国も1つの理由です。
政権交代で新しい大統領が誕生すると、自分の仲間で法務大臣を選びます。検察は法務大臣の指示で動きます。

大統領は、慣例的に前の政権を叩きまくり、相対的に自分の評価を上げるという謎の文化があります。検察は新大統領に忖度して、前大統領とその周辺を徹底的に調査し、ちょっとしたホコリが出てくれば逮捕・起訴します。
南北首脳会談
2000年 左派・民主党の金大中大統領と、金正日総書記が平壌で会談を行いました。金大中は北朝鮮に融和な『太陽政策』を行い、この南北首脳会談にこぎつけ、ノーベル平和賞を受賞しました。
しかし、後の捜査で、この南北首脳会談の前に4億5000万ドルが北朝鮮に不正送金されていた*2ことが分かったのです。あれ、これ、李在明が城南市長のときも同じことあって、裁判中ですな(笑)

ま、当たり前ですが、北朝鮮もタダでは会ってくれません。
そして、ここで送られた金が核開発に使われてる可能性が高いわけですよね。
次の大統領は、同じく民主党の廬武鉉です。本当なら同じ民主党なのでわざわざ叩くはずはないのですが、実はこの時もねじれ国会で、保守の野党が過半数だったのです。

すると、国会側で、北朝鮮への不正送金事件を検察が捜査するように法律が可決されたのです。ここまでくると、廬武鉉も、自分じゃないし、どんどんやれと捜査に肯定的でした。
ところが、これには同じ民主党の議員たちはブチギレて、仲間割れが起きました。
廬武鉉の自〇
不正送金の捜査が進む中、検察もやる気満々でした。
すると、味方まで敵にした廬武鉉の身辺も色々とホコリが出てきました。検察の捜査で大統領選挙中の不正資金問題が出てきました。
廬武鉉自身も、妻も、息子も、側近さえもみーんな大金賄賂を受け取っていました*3。

こうして、保守も、身内の民主党も手を組んで廬武鉉は弾劾されました。
廬武鉉の弟子は文在寅で、彼が弁護をしていましたが、最後は弟子さえよりつかなくなり、2009年に自宅裏山から。。。
文在寅保護法
時は流れ、朴槿恵大統領が弾劾され、選挙に勝ったのは文在寅でした。
朴槿恵弾劾時に、検察総長だったのが現大統領の尹さんです。

ムンムンはユンユンをほめたたえましたが、その後、Mr.正義感のユンユンはムンムンの右腕であるタマネギ男・曺国 法務大臣を追求し、12の罪で在宅起訴となりました。
すると、ムンムンは思い出しました。師匠を追い詰めたのは検察だと。

もちろん、韓国の検察の力が強すぎることは以前から問題視されていました。
そこで検察の権限を弱める法律を準備したのです。これが、裏では『文在寅保護法』なんて呼ばれ方もします。

とりあえず、任期中は法務大臣を自分の言うことを聞く人物を置けば安泰ですが、政権交代した暁には何をされるかわからないので、その前に検察の力を大幅に削いでおくというものです。
▼文在寅保護法とは▼
公捜処の設置
検察の捜査権の大部分は警察に移管されました。この中には、内乱罪の捜査権も含まれています。
検察は今までの権限をはく奪され、怒ってるはずですね。ムンムンはとりあえず、後々ややこしそうなところは徹底的に潰すことにしました。
高位公職者犯罪捜査処(公捜処)を設置し、大統領や、市長、検察、裁判官などの高位の公務員の職権乱用や不正疑惑を捜査できるようにし、検察を牽制しました。

公捜処は起訴権も持っているのですが、対象は判事、警察官、検事などで、大統領を起訴することはできません。
まとめると、公捜処は大統領の捜査はできても起訴はできません。
さらに、内乱罪の捜査権は検察から警察に移管されましたので、これも公捜処にはできません。
つまり、公捜処が内乱罪で弾劾となった尹大統領を捜査しているのは法律を無視しています。”放置”国家。
無茶苦茶な公捜処
さて、この公捜処を心良く思わないのは誰でしょうか?当然検察ですね。仲悪いんです。
検察の要職は昔から保守層が抑えていますので、保守の大統領になると、公捜処を廃止しようとするはずです。実際、尹大統領も廃止を公言していました。

ムンムンの政治的思惑で作られた公捜処は欠陥が多く、検察のように警察を動かして操作もできず、今までほとんど開店休業状態でした。
そんな中、自分たちをつぶそうとしている、尹大統領を捕まえる絶好の機会が回ってきたのです。どんな手を使っても自分たちの存在意義を示したいのです。
しかし、ここで壁にぶち当たりました。ユンユンは内乱の疑いで弾劾されました。
そう、内乱罪は警察が捜査権を持っているのでしたね。
公捜処は、大統領の”職権乱用”という名目で捜査を始めることにしました。

しかし、韓国の憲法では大統領が刑事訴追されるのは2種類しかなく、内乱罪か外患罪だけです。職権乱用から訴追はできないので、それを大統領の起訴権のない公捜処が捜査をするのも不法です。
尹大統領は元検察でこの辺はよく理解しており、それを盾に公捜処の出頭命令をずっと跳ねのけていました。
手段は選ばない
国民の前で赤っ恥をかいた公捜処は、次は最後の手に出ました。拘束令状です。
公捜処の管轄はソウル中央地裁なので、そこに尹大統領の拘束令状を請求するのが原則です。しかし、実際に拘束令状の請求はソウル西部地裁にしました。

理由は簡単です、公捜処のやり方が法的に無茶苦茶なので、中央地裁では認めてもらえないからです。しかし、西部地裁は左派『共に民主党』ベッタリの憲法裁判官が2人いて、意を汲んでくれるからです。
予想通り、西部地裁は、拘束令状を出し、さらに勝手な特例をつけました。
大統領府は軍事機密施設の1つとされるので、捜査であろうが中に入るには警護の責任者の許可が必須なのですが、このルールを除外するという文言まで付け加えたのです。

ところが、大統領府の警護庁がバスなどを並べて鉄壁ブロック、1回目の逮捕は失敗に終わりました。
すると、2回目の令状を受けて、警察と手を組んで1000人規模を投入して逮捕を試みます。今回は『大統領公邸への立ち入り許可を得た』と公示されましたが、実際は、警護側が判を押すのを拒むと、捜査官らが判を受け取り押して、公文書偽造*4したわけでです。

判の押された紙きれを、公文書に張り付けたようです*5。
さいごに
いかがでしたか?
韓国の警察と検察の違いと、そこから政治的思惑で作られた公捜処について解説しました。
韓国の左派は北朝鮮と通じており、韓国は内部から浸食されているというのが現在の状況です。
考えてみてください、大統領は逮捕され、代行はすぐに弾劾される・・・
こんな国の状況で、北朝鮮はなぜ韓国に侵攻しないのでしょうか?チャンスですよ?
それは内側からの侵略がうまく進んでいるからではないでしょうか
では、また(^^♪