マルチリンガル医師のよもやま話

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CIAの内部告発『武漢、実は・・』

先週、アメリカのNewsweekの記事*1で興味深いものがありました。

何やらCIAの内部告発者が衝撃の事実を語ったとやら・・・

今日はこの辺、確認していきましょう。

CIAの内部告発

アメリカの下院にある、新型コロナ特別調査小委員会情報常任特別委員会の発表によると、コロナ起源に関するCIAの内部告発があったようです。

CIAの内部告発

その内容によると、CIAからコロナ起源について調査・分析を任された7人の分析官のうち6人が、CIAから巨額の報酬を受け取る代わりに意見を変えさせられたというのです。

詳細キボンヌ!(死語)

CIA『自然発生と言ってネ』

この6人はもともと『武漢ウイルス研究所流出説』を主張していましたが、CIAがお金を積んで「自然発生って言ってネ~」と意見を変えさせたのだという内部告発です。

内部告発者は、同委員会の説明によると、『信頼できるそれなりの高位のCIA職員』だそうです。

CIAは否定

当然、こういったことがあると、CIAに取材するわけです。

CIAの報道官はこれらの内部告発に関するNewsweekの質問に対して返答しています。

CIAは金銭授受を否定

CIAの分析は厳格さと誠実さと客観性を持って行うことを重要視しており、特定の結論に至らしめるためにお金を渡すようなことはないと否定しました。

記事はもう少し続きますが、これ以上の深い話はありませんでしたので、ここまでの紹介とします。

2大理論

コロナ発生起源は、大きく2つの説があります。

1つは自然発生説、もう1つは研究所流出説です。時たま出てくる『生物兵器説』などについては根拠がかなり乏しく、陰謀論として扱われています。

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で、アメリカの全権を使って調査・分析をしても、この2つのどちらとも結論付けれないというのが現状です。

で、CIAは今回見てきたように全体として『自然発生説』を支持しており、武漢華南海鮮市場の動物からヒトに感染したとしています。

起源は決着つかず・・・

一方でFBIやエネルギー省は『研究所流出説』を支持しています。

コロナの問題は完全に政治化されています。トランプ氏ら共和党は中国が嫌いなのもあるでしょうが、「研究所流出説」押しですね。

いいですか、今回のこの内部告発が行われた下院の委員会は共和党議員が主体となっているものです。これも踏まえて判断する必要があります。

流出説支持です

当ブログでは、何度もコロナ起源について扱っておりますが、研究所流出説の可能性がかなり高いと思っています。

詳しくは過去記事をご参照ください。

研究室流出の可能性

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スーパー簡単にまとめると、アメリカ国内でウイルスを人為的変異させて強毒化させる機能獲得試験など危険な研究をオバマ政権が禁止しました。

アメリカも絡んでいた武漢ウイルス研究所

『それでは困る』と研究者らが言うと、アメリカの尾身会長的なファウチ博士が「ほんなら中国にやらせよう」とアメリカの予算を使って武漢ウイルス研究所にコロナウイルスを含むウイルス研究を委託。

その武漢ウイルス研究所では、MERSウイルスを用いた機能獲得試験をして論文*2出していて、アメリカのお金が入っていることも書かれています

アメリカの資金提供も明記

で、中国のずさんな管理で流出しちゃったと考えられるって話です。

ずさんな管理で流出か

お時間あれば、ぜひ3記事とも読んでみてください。

さいごに

はっきり言って今回の内部告発については、共和党議員が主体となってやっている委員会での報告なので少し引き気味で考えた方がよさそうです。

昨年も中間選挙の前に、『研究室流出説』の新たな報告書と大々的にやりましたが、何も新たな知見はなしでした。選挙前のパフォーマンスでした。

中間選挙に向けたパフォーマンス?

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ま、これだけ言っておきながら、少なくとも現時点では、私は今も研究所流出説が可能性がかなり高いと思っております。(笑)

なぜ、共和党は流出説をゴリ押しするかと言うと、もしコロナが本当に研究室からの流出ならば、『中国=世界の敵』であり、それに加担したオバマ政権(民主党)を批判でき、選挙で勝てるからですな。

 

それでは、また(^^♪