前回に引き続き今回も医師の当直事情について書きます。
大学病院の当直については前回の記事で書きました
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さて、今回は中規模の市中病院(〇〇市民病院 や ▲▲医療センター)の当直について述べていきます。
<市中病院での当直>
市中病院は大学病院ほどベッドの数も多くなく、医師の数も、診療科の数も多くありません。ですので、大学病院のように各科での当直や2-3科で当直を回すということはありません。
規模にもよりますが、だいたい
がそれぞれ1-2人ずつ泊まるもんでしょうか。
※小児科、産婦人科は専門性が高く自科当直
※整形外科も別枠としているところも
<当直の頻度>
このように、外科系・内科系と大きく分けることによって月に3回程度の当直で済むように配慮されています。
<当直医の仕事>
これは、大学病院医師当直とも同じですが、病棟の急変対応や救急患者の対応となります。寝れるときもあればほとんど寝れないときもあります。
また、消化器外科医師が当直のときに心臓外科の患者のことで呼ばれることもあるということです。医師は専門科がありますが、心停止などの急変時の対応はどの科の医師でも共通しているので、それほど問題はありません。
<問題点は?>
しかし、あえて言うならば・・・
科によっては人工呼吸器の管理に慣れていなかったりドレーンの管理も専門的な内容となります。日常診療(自分の専門科)と違うことを要求されるため不安を憶えることもあります。
こういったときは、各科のオンコール医師に連絡をします。このようにしてカバーをしています。
<翌日は休み?>
これも病院によりますが、私が以前働いていた病院では
『当直翌日は昼まで勤務し、その後退勤可』となっていました。少なくとも半数くらいの医師は帰れていたように思います。
実際は、手術があったり、定期の外来があったりでどうしても帰れないことも多々ありますが。。。ここは、大学病院と同じですね(笑)
<Today's Words and Phrases>
「昨日の当直はほとんど眠れなかったよ」は英語で?
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”I couldn't sleep well on night duty yesterday”
当直する = be on (night) duty
ちなみに不眠症は insomniaといいます。
それでは、この辺で!