コーヒー好きのみなさん、こんにちは(笑)
前回、コーヒーの話ではカフェ・オレとカフェ・ラテの話を書きました。
▼カフェ・ラッテとカフェ・オレの違いはコチラ▼
今回はコーヒーの歴史と健康に関する面についてお話いたします。笑
- KALDI 伝説
- イスラム世界からヨーロッパへ
- イギリスでのコーヒーと紅茶の広まり
- アメリカでのコーヒーの広まり
- 日本でのコーヒーの広まり
- カフェインの効果
- デカフェ
- わかっているコーヒーの効果
- まとめ
KALDI 伝説
KALDI coffeeって名前聞いたことありますか?そう、コーヒー豆を扱っているお店です。全国どこでもあります。これはコーヒーの伝説から来た名前なんです。
9世紀のエチオピアにヤギ飼いの少年 Kaldi 君がいました。放し飼いにしていたヤギが興奮して飛び跳ねていることに気づきました。
それは後に山腹にある赤い木の実を食べたことが原因であるとわかりました。そう、これがコーヒー豆だったわけです。
そして、ヤギ飼いの Kaldi 君もその赤い実を食べてみると気分がよくなり眠気も飛びました。この噂が村々に広がりコーヒーが広まったといわれています。
イスラム世界からヨーロッパへ
エチオピアではコーヒーの豆を煮て食べていました。やがて、コーヒー豆はアラビア半島に伝わりました。
その後も、イスラム世界で広がり、オスマン帝国→イラン→インドへと伝わりました。
またオスマン帝国からはヨーロッパにも広がりました。フランスではコーヒーは体に悪影響を及ぼす考えられており、牛乳を入れて毒を消すカフェ・オレが考案されました。
イギリスでのコーヒーと紅茶の広まり
イギリスでは1652年にコーヒーハウスができ、大衆のたまり場となりました。その数年後イギリスに中国から東洋の秘薬『紅茶』が入ってきました。
最初は緑茶が入って来たのですが、イギリス人の好みに合わすように発酵を進めると紅茶になったそうです(一説)。
イギリスではコーヒーよりも紅茶の方が人気を博しました。
アメリカでのコーヒーの広まり
その後コーヒーと紅茶もアメリカに伝わりました。当時のアメリカはイギリスの植民地でした。コーヒーは高価なものであり、紅茶が大衆の飲み物でした。
1812年に米英戦争が起こり、紅茶の供給が減少したことで、アメリカ内で紅茶→コーヒーへのシフトが始まったと考えられます。また紅茶=イギリスのイメージもあったためこの動きは早かった(?)そうです。
その後、鉄道や蒸気船の発達で輸送もたやすくなりコーヒーの大衆化に寄与しました。1920年から14年ほど禁酒法が出されたことでその代替としてコーヒーが飲まれました。こうして、アメリカ内でのコーヒーの地位は確立されました。
日本でのコーヒーの広まり
鎖国中の日本。長崎の出島でオランダ人から伝わったとされます。開国後(1864年)に横浜の居留地に日本初のコーヒーハウスができました。その後、日本国内でコーヒーが広まっていきました。
▼外国人居留地についてはコチラ▼
カフェインの効果
コーヒーから見つかったカフェインという成分は、コーヒー以外にも紅茶、緑茶、コーラ、栄養ドリンクなどに含まれています。
カフェインは中枢神経に作用し、覚醒作用・強心作用などがあります。他にも皮下脂肪の燃焼効果もあります。
さらには、脳の細い動脈を収縮*1させる作用もあります。これを利用して偏頭痛の治療薬としても使われます。頭痛は脳の血管が拡張して周辺の神経に触れることから起こります。この血管を しめてあげることで頭痛がマシになるというわけです。
デカフェ
デカフェ(decaf)とはカフェインを取り除いたという意味です。カフェインの摂取を避けたい人も意外と多く、カフェインレスコーヒーは全コーヒー市場の10%ほどあるといわれています。
しかしながら、カフェインを取り除く際に、他のaroma成分も一緒に消してしまうので、あまり美味しくないのです。
しかし、なんとその味も香りも変えずにカフェインレスにできる方法もあるのです。
それが、カフェインレス・コーヒーノキです。ま、実は名前そのままなんですけど、カフェインレスのコーヒーノキ(コーヒーの木)を作ることです。
後からカフェインを抜くのではなく、最初からカフェインを含まないコーヒーを作れるのです。これならカフェイン摂取を気にせずコーヒーの味や香りも楽しめますね。
わかっているコーヒーの効果
コーヒーで病気の発症リスクを下げることが分かっているものがいくつかあります。
- 糖尿病(2型)
- Parkinson病
- 大腸・直腸癌
コーヒーをよく飲む人たちは糖尿病の発症リスクが低くなるそうです。
国内の研究ではコーヒーを1日に3-4杯飲む人は死亡リスクが24%低くなるそうです。
まとめ
*1:細く引き締める