色々と悩みが尽きない年ですが、夏と言えばBBQの季節でもあります。ところでコロナ禍でBBQやるのってアリなの?って不安に思われている方も多いようです。
BBQは比較的低リスク
屋外で行うBBQは、比較的低リスクです。当たり前ですが、密閉された部屋での会議などとは話が違います。
「BBQを行った二人が感染か」などというニュースも見かけますが、本当に安全でしょうか?
この心配が出るのは当然で、それは報道の仕方が悪いです。BBQ自体が悪者扱いされていますが、それは間違いでしょ。(笑)
BBQで感染が広がったのは、BBQをするときに、感染予防の基本を忘れてしまっているが為に起こったことです。
正直、屋外でのBBQもダメと言い出したら、世の中のほぼすべてダメです。室内のものはすべてダメになります。仕事もダメ、買い物もダメ、、、キリがないです(笑)
社会的に感情論が打ち勝つ雰囲気になっているのも残念ながら事実です。
結局は3密の問題
日本では比較的早い時期から『3密』を避けようと言ってきました。密閉・密集・密接ですね。ちなみにネット上では集・近・閉 (習近平)とも呼ばれます(笑)
この3密はインフルエンザなどの基本的予防策が身についている日本人にはすんなりと受け入れやすかったです。マスクして手洗いなんて毎年みんなやってますからね。
最近やっと海外でも、『3密』が重要と考えられるようになり、WHOも ”3C” として英語に訳して世界に広めています。
さて、最近クラスターが起こっている場所は、カラオケやホストクラブ、飲食店などをよく聞きますね。
カラオケは、防音の密閉性の高い部屋で、大声で歌うわけです。そりゃツバは飛ぶし、密室ですからリスクが上がるのは自明。
ホストクラブも、コールをかけて飲ませたり大声で盛り上げるし、距離も近い。回し飲みもあるらしいので接触感染もありそうですね。
あと、最近普通の飲食店での感染も報告が増えているんです。これは食事中はみんなマスクを外すからです。ただし普通に黙って食べるだけなら問題ないです。向かい合っておしゃべりしながら食べるとツバ飛びますよね。
病院や介護施設でもクラスター発生しています。こういうところでは職員は基本的にマスクしてますので、飛沫感染よりも接触感染の方を注意して考えなければいけません。
実は、医療現場での接触感染というのはコロナ以前から有名で、MRSAという薬剤耐性菌なども医療者を介して患者に移るなんてことは別に珍しいことではないんです。
はい、結局これら3密のどれか1つでも欠けると感染が広がる可能性があるわけです。
安全にBBQをしよう
BBQは屋外ですから、『密室』の項目は初めからないです。しかも開かれた場所なので他人との距離も取りやすいです。なので比較的対策はしやすいです。
まず、大原則として次のことを守りましょう。
当たり前ですが、まず大人数でやらないこと。だいたいこういう話をすると、「じゃ、何人まではいいんですか?」とか言うヤカラが出てくるわけですが(笑)
”大人”として”常識” の範囲でということです。というか、これがわからない人はやらない方がいいですね(笑)
人数が多くなると『密集』しちゃいます。さらに、一人でも感染者が出ると濃厚接触者の追跡が大変。PCR検査だって2万円くらいかかるのをみんなの支払った保険や国の公金を使って行うわけですからね。
また、体調が悪いなら、こればかりは諦めてください。行きたくても、他のメンバーは例えば咳してる人がその日いれば、楽しめなくなります。
マスクはもう言わずもがなですね。自分への予防効果は限定的だとしても、「他人への配慮」という部分もありマナーです。
いまや電車ノーマスクだと無言のリンチに合うわけです。
飛沫感染を減らす
新型コロナの感染経路のメインは飛沫感染と接触感染です。まずは飛沫感染を減らすためにBBQで意識したいポイントを見ていきましょう。
せっかく屋外なので、距離を取れるわけです。人数を制限していればそれほど難しいことではありません。
意外と重要なのが、ダラダラと長時間しないことです。BBQにはお酒もつきものですが、長時間やってると酔っぱらって理性が効かなくなります。
また、段々声が大きくなりツバがとびやすくなります。飲食中はマスクをしてませんから危ないですね。時間を決めて切り上げて飲み過ぎないようにしましょう。
最初、居酒屋などの酒類提供時間に制限を設けていたのもこういう背景です。
マスクについては、熱中症に注意する必要もあります。やはり時間を決めてやりましょう。また、ユニクロのAirismとか使ったり、なんならアベノマスクなど布マスクでも構いません。目的は相手に唾が飛ぶのを減らすためなので。
なお、顔が大きい人がアベノマスクで行けば一日限りの人気者になれる可能性も秘めています(笑)
しっかりと距離を保って飲み過ぎず大声で話さないことでリスクは下げれます。
接触感染を減らそう
接触感染のリスクを減らす方法も考えてみましょう。
手洗い、消毒は基本ですね。消毒用アルコールは持参しておきましょう。
あと、便利なのが、ウェットティッシュです。トングなどを通じてウイルスが手に付着し広がることもあるので、手で持つところをウェットティッシュで定期的に拭き取ればいいですね。
ちなみに、ウェットティッシュでもアルコールが入っているものがあれば尚よいです。
あと、よかれと思っての優しさで ”取り分け”も、なるべく避けて、セルフで取るようにしましょう。
飲み物も大きいPETボトルでみんなで分けると安いですが、個人用として缶ビール、小さいPETボトルのドリンクなどにした方が接触のリスクは下げれます。
いずれにせよ、みんながしっかりとせっけんを使った手洗い、または、アルコール消毒をしていれば接触感染のリスクはかなり下げれます。
※新型コロナウイルスの接触感染はきわめてまれであることが分かっていいます。飛沫感染を特に念入りに対策しましょう。
さいごに
いよいよ夏本番でBBQを予定している人も多いのではないでしょうか?
中にはやはり不安がある人もいるでしょうが、基本的なことを守れば外で行うBBQはリスクが高いものではありません。
他人と距離を取って、手を洗って、マスクをしましょう。
こういうことは幹事の方などが前もって参加者に伝えておくとスムーズにできるし、みんなも安心して楽しめるでしょう。
制限の多い生活で少しでも息抜きをして困難を乗り越えましょう。
では、また(^^♪