近畿が梅雨明けしました。今年は授業の遅れが懸念され夏休みを短くする学校もかなりあるそうです。
コロちゃんも夏休み入ってくれー
若者の警戒は?
sphere というのは『球』です。 hemi- というのは half の意味の接頭語です。なので、hemisphere は半球となります。 northern hemisphere は北半球ですね。
さて、この文章で重要なのは黄色下線部です。要は、欧州などで感染が拡大しているのは若者たちが警戒を緩め、ビーチで遊んだり、ナイトクラブに行っていることが一因であると言っています。
政府のせいですか?
日本ではどうでしょうか?ここ最近、”感染者数" は増加しています。内訳は6割くらいが20-30代と。
TVとかで居酒屋の若者インタビューとか見てもわかりますね。コロナ以前同様に座敷にギッシリと座った6人組の若い会社員たちが平然とコメントしてたり。
飲み会や外食することは全然賛成です。国は一定の感染は受け入れて経済回す方針にしてますしね。
引き続きメディアは感染拡大を利用して政府批判、ネットでも同調してる声が多いですが。今急増してるのは政府のせいですか?笑
結局はこういった飲食店で感染対策ができてないからですよね。3密が守れていないからです。店側の対策はどうですか?ギュウギュウで6人座ってましたが。
お酒が入ると声が大きくなり唾が飛びます。
さきほどの欧州の話と同じですね。もう半年以上もコロナを対峙し、ユルユルになってるんです。(もちろん一部です)
▼3密を守ればBBQはリスク低▼
国がどうこうという前に、店と客の意識が変わらないとどうしょうもないですね。
韓国は感染者が少ない
韓国での感染者数は、日本よりずっと少ないです。昨日は48人、今日は36人。なぜでしょうか?
韓国も普通に経済活動を行っています。大きな違いは、国民の意識と”個人情報”です。
MERS(2015)の恐怖を経験した韓国では、国民の防疫意識は高いですし、国も当時の反省などから検査体制やシステムができておりました。
韓国が世界に誇る”K防疫”と言うものはどういうものでしょうか。一時期はワイドショーが韓国のマネをしろと"崇拝"してましたが、本当に一部の都合のいい情報だけを。。
▼”兵隊医師”が活躍した韓国▼
K防疫とは?
5項目のうち、⑤は当たり前でみんな知っています。残りの①~④をマネして初めて『韓国式』が取り入れれるわけです。
韓国では800万台以上の監視カメラが設置されています。日本は500万台くらいとされますが、国土の広さ(日本が韓国の3.7倍)を考えると韓国は実質日本の6倍以上の数があることになります。
さらに韓国版マイナンバーカードの住民登録証。これは、銀行口座や携帯電話、クレジットカードなどあらゆるものと紐づけされています。
日本では、”感染経路不明”が多いですね。例えば、会社で飲み会禁止されてる人が、飲みに行ったと答えるでしょうか?キャバクラに行ったとか愛人といただなんて答えるでしょうか?
韓国ではクラスターが出たときは、①~④を使って誰がいつどこにいたかわかるわけです。逃げれません(笑)だから、⑤がうまくできるのです。
もちろん韓国内でも『プライバシー侵害』との声もありますが、北朝鮮との”戦争中”であることからできた制度です。
台湾も意識が高い
台湾では死者は7人だけとものすごい優秀です。台湾がうまくいったのを考えるといくつか理由は浮かび上がります。
台湾はSARSのとき、WHOから情報をもらえず(=イジメ)、戸惑いながらもうまく乗り切った『経験』があるのです。
このときにシステムも構築したことと、国民が「防疫第一」を受け入れる意識を持つようになったことが強みです。韓国と同じですね。
台湾でも携帯電話の位置情報などを利用して、隔離者が違反したら罰則があったり、マスクなどの必需品は国が管理し個人で自由に買えないようにしたりしていました。
▼SARSから学ぼう▼
国の強制力
韓国と台湾の例を見てわかると思いますが、結局、国の強制力が強い方が防疫はしやすいのです。日本は、いい意味でも悪い意味でも「自由」なんです。
K防疫も台湾式も日本で取り入れるのは難しいです。大反対が起こります。突然、市の職員が家に来て、「あなた昨日歌舞伎町のキャバクラに行きましたね。隔離します」となったらどうですか?
結局、他の国の情報は重要ではありますが、国のシステムが違うので、そのまま取り入れることはできません。その国の内情に合わせてやるしかないのです。
速報は要らない
何十回も言うてますが、新規感染者400人とかだけ速報で報じて何の意味がありますか。
メディアはいまだに感染者と検査陽性者をゴチャマゼにしてます。報道されている数は検査陽性者数であり、感染者数ではありません。これについてはまた別の時に書きます。
全国で1000人ほど陽性者が出ましたが、何人が入院となったか知ってますか?ちなみにその日何人が退院したか知っていますか?7月に死亡者が何人出たか知っていますか?
おそらく知っている人はかなり少ないでしょう。メディアは出さないですね。出すと都合が悪いんでしょう。視聴率を取るためには不安を煽ることが必要ですから。
集計には時間がかかりますので2日ほど遅れますが、東洋経済オンラインさんが参考になります。7/28は全国で968人の陽性者が出て、うち235人が入院しました。同日、以前から入院していた696人が退院しました。退院の方が多いですね。
7/1から7/28で、全国では新規重症患者は65人、死亡者は27人(東京都で3人)です。もちろん7月の後半からさらに陽性者増えて、中~高齢者にも広がりつつあります。今後増えてくることも予想されますね。(最新では現在重症総数87例)
楽観視するつもりはありませんが、これらも併せて報道するべきではないでしょうか?
さて、なぜ重症者や死者が少ないのかは色々言われています。弱毒化説や気候説などありますが、結論づけるにはまだ早すぎます。
最後に
いかがでしたか。
日本は『自由』『プライバシー』はかなり保障されています。それゆえの副作用としてロックダウンもできないし、韓国のような徹底した感染者の追跡もできません。
経済と防疫、自由と防疫 これらのバランスは国によって違います。
今年の日本のリストラは41万人もいると日本経済新聞でありました。観光業は春先からほぼ壊滅です。これから先も見込みは厳しいでしょう。
みなさんはどう考えますか?