マルチリンガル医師のよもやま話

マルチリンガル医師の世界観で世の中の出来事を綴ります

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『マルチリンガル医師』の語学史

元々「マルチリンガル」と謳っていて、語学の勉強法などを書こうとしていたのですが、政治、社会情勢、お金の勉強を最近よくしているのでそっちばかりが記事のメインを占めてしまっています。

さて、少しずつ語学についても書いていこうと思います。

 

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実際の語学の実力は? 

まず、自分は少なくとも trilingual です。日本語・英語・韓国語を話します。もちろん日本語と比べると英語もまだ足りませんが、ネイティブと普通に政治・医学の話とかもできます。

韓国語は専門的な話(政治や医学など)以外の会話は普通にできるレベルです。

以前はアメリカ人とカフェでdiscussion形式のマンツーマンレッスンもやってました、今はオンラインレッスンのみです。ちなみにそこでの3人の別外国人講師からの評価(下図)です。

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3人の講師による評価

ネイティブではないですが、少なくともまぁ「しゃべれる」と言っても文句が言われないレベルかと思ってます(笑)

 

英語の出会いは小学生

父親が一時期アメリカで医師をしていました。しかし僕が生まれる前なので、僕は日本生まれ日本育ちです。「英語はこれから絶対必要」と言われ、教えられたのを覚えています。最初はイヤで仕方なかったのですが、気づかぬうちにハマっていました。

元々、人前で朗読するのとかが恥ずかしくてイヤだったので、国語の授業中などは「校長先生のものまね」などでごまかして笑いを取っていました。(笑)

いまもものまねは得意です。今思うとこのものまねの得意なことが発音にはかなりいい影響をもたらしたと思っています。

 

中学生でイタリア語に手を出す

英語はずっと勉強していて中3のときに英検2級まで取りました。発音記号もすべてマスターしてアメリカ式発音を必死で練習しました。

ある日、風邪で学校を休んでいた時、NHK教育でイタリア語会話を見てました。そのときに、イタリア語は”ローマ字読み”でいいことに気づき、「これなら俺でもできる」と思い、その日からイタリア語の勉強を始めました。

母親にお願いしてイタリア語会話の本を買ってもらって、父には英伊・伊英辞典を買ってもらい必死で勉強しました。

 

高校では英語だけデキる生徒

私立の中高に通っていましたが、成績はかなりヤバめでした。英語だけはいつも一番でした。英語の試験前には僕の机の周りには、質問の列ができていました。(笑)

当時は、自分は英語のテストはできるけど、英語はそんなにしゃべれる自信はなかったです。ま、しゃべる機会もなかったですしね。

この頃、「日本にいてイタリア語を使う機会がない」と悟り、イタリア語の勉強はやめていました。

またクラスに在日朝鮮人の子がいて仲が良かったです。彼からハングル文字の基礎を教えてもらい1か月もしないうちに読めるようになりました。ハングル文字はアルファベットと同じ表音文字なので、覚えれば読めるわけです。

しかし、文法や単語も知らないので文を書くことはできませんでした。

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韓国語がしゃべれるようになった大学時代

大学1年生では「一般教養」で数学やら第二外国語やらをやります。僕はドイツ語を取っていました。これも頑張って試験はいつも一番でした。

他の教養科目で、「方言」を取っていてそこの教授と仲良くなりました。その人は日本語と韓国語の方言を研究している教授で、その研究室によく遊びに行きました。

そこに韓国から日本語の語学留学に来ているきれいなおねえさんがいて、その人に韓国語を教えてもらいました。それ以降、やる気も出て(笑)

文法書も買ってノートも作って猛勉強。気づけば中級レベルまで一気に上り詰めました。そのきれいなおねえさんは3ヶ月後に韓国に帰りましたが、その後も韓国語にハマって勉強をつづけました。

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腕試しに韓国へ行った研修医時代

研修医時代、僕のいた病院には毎年韓国から何人か交換留学的に医学生が実習に来ました。韓国語が話せるということでよく僕はその学生たちの世話係を任されました。

研修医は安いながらもお金をもらえます。なので、自分の実力を試しに韓国に一人で4-5回くらいは行きました。交換留学生に会いに行ったりしました。

当時は普通に一人で旅行しても困らないレベルで韓国語を話せたのですが、発音やイントネーションは今思えばまだまだでした。

 

発音の重要性に気づいたある事件

研修医時代に韓国に単身乗り込んで、交換留学生と待ち合わせをしてた時のことでした。メールで会う場所(建大入口コンデイプク》駅)は約束していました。路線図を見てもわからなかったので、駅員に聞いてみました。

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 上の図で駅員とのやり取りは同じ内容2回ありました。最後は文字で書いてわかってもらえました。危うく弘大入口(ホンデイプク)に案内されるところでした。すごく離れてます(下図参照)。

ではなぜ通じなかったのでしょうか? ---僕の発音です。

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ソウルメトロ2号線と言えば環状線で、別名”地獄鉄(지옥철)”というほど混雑度がひどく、盗撮・痴漢などの犯罪もひどいそうです。

それはさておき、僕の「オ」の発音と「ン」の発音のそれぞれが正確に発音できていなかったので、駅員に通じなかったのです。これ以降、発音への注意を高めました。

日本人の知らない「ん」の世界はコチラ

www.multilingual-doctor.com

 

『英語で意見』強化中のここ数年

かくして英語と韓国語を結構なレベルになったので、現在はさらに英語で自分の意見が言えるように英語発信力を強化しています。

この数年でさらに自分のスピーキング能力はかなり伸びたと自負しています。リスニングもさらにレベルが上がりました。

 

今後は英語中級の人がもう一段回上に行くための「国産バイリンガル増産」を目指して参考になるような記事も書いていくようにします。