僕はよく几帳面だといわれます。
ほんとはそんなこと全くないのですが
「血液型何ですか?」
「Aです」
「やっぱり!」
この会話を何度もしたことがあります。
何度も言いますが、僕はガサツです。笑
まったく当たっていません。
「でも確かに僕の中にも几帳面な部分はある」
↑この部分が今日のポイント
ところで血液型と性格のことは日本ではよく話されますが、
今の科学的にはこの相関関係は否定されていると見るほうがよさそうです。
血液型と性格を関連付けるのは日本と韓国だけ
日本では大人気の血液型占い。お隣の国、韓国でも日本の影響で人気な様です。
韓国人の友達によると、韓国でも「B型」は・・・
というイメージがあるそうです。
そう、映画でも「B型の彼氏」という韓国映画がありましたね。
※注意※
筆者は決して特定の血液型に対していかなる偏見も持っていません。
血液型と性格について、アメリカ人に聞いてみたら、
WHAT? I've never heard about that. と言うてました。
そうなんです、アメリカも然り、ヨーロッパも然ですが、
自分の血液型を知らないことも普通だといいます。
日本では、生まれた瞬間赤ちゃんの血液型を見ますよね。
確かに、医者の立場から言うと血液型を知っておく必要がないんです。笑
輸血が必要なときは、必ず調べるので、本人が知っておく必要はないのです。
心理学の授業での驚きの体験
僕も大学1年生の時に心理学の講義に出ていました。(選択しました)
最初にアンケート用紙を配られ、自分の血液型について書かれた項目を見て、
自分は当てはまるかどうかを調べました。
僕はA型(←何回も言うなよw)なのですが
それに書かれた項目は30個くらいありましたかね?
そのうち僕にも当てはまると思ったのは24個くらいありました。
そのとき、「めちゃ当たってるやん、すごーっ」と思いました。
教授が聞きました。
「この中で、当てはまる項目が6-7割以上あった人?」
大部分の学生が手をあげました。
すると教授は言いました。
「みんな騙されやすいんやな~。笑
これは違う血液型について言われている性格の項目を書いてあるんです。」
そう、つまり、僕が見てたのはA型の項目は、実はO型の性格(と言われているもの)だったのです。
FBI効果
さきほどの僕の大学の講義での体験は有名な話であり、
心理学者の大村政男という人がFBI効果によるものだと説明しています。
1)Freesize効果
フリーサイズの服のように誰にでも合うような抽象的な性格特徴
2)Blackbox効果
実際に合ってなくても出てきたものが自分の性格に当てはまると考えること
3)Imprinting効果(刷り込み効果)
自己暗示の一つ。一旦信じ込むとそれにとらわれてしまうこと
血液型の地域・人種別分布
日本人の血液型の分布は
O型32%、A型37%、B型22%、AB型9%という研究があります。
これは 海外ではどうなのでしょうか?
O型は世界的に見て多いです。
ただ、アメリカ先住民や中南米はO型の割合が多いことが分かっています。
ヨーロッパではA型が多いとされています。
血液型によってなりやすい病気がある
- マラリアはA型がかかりやすい
- ノロウイルス感染はO型に多い
- 胃潰瘍もO型に多い
- 血栓に関する疾患はO型が少ない
などという報告があります。
他にも
「A型は胃癌にかかりやすい」
「B型は膵臓癌になりやすい」
とかと言った本をよく見かけますが
数値的にそんな明らかに違うかは?です。
しかもそう言ったメカニズムは医学では証明されていません。
厚生労働省の見解
「血液型は職務能力や適性とは全く関係ない」
このように言っておられます。
血液型を理由に、人格否定されたりすると「ブラハラ」になるらしいです。
みなさんも血液型で人格を決めつけるのはやめましょうね♪