マルチリンガル医師のよもやま話

マルチリンガル医師の世界観で世の中の出来事を綴ります

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中華式巨大回旋鏢!!

中国語でブーメランは回飞镖(回飛鏢)や回旋镖(回旋鏢)と呼ぶそうです。

ま、そんなことはどうでもよく、今回も社会事情を学んでいきましょう♪笑

不景気・失業

飛ぶ鳥を落とす勢いで、経済成長を続けた中国さん。

いまやアメリカと世界1位の座を争う存在にまでなっています。しかし、どうやらその雲行きもかなり怪しい状況のようです。

若者失業率公表取りやめ

公式発表で若者の失業率20%を超えており、その瞬間色々理由をつけて統計の公表を中止*1しました。

都合が悪くなれば公開しないという、安定の得意技。

コロナが爆増したら陽性者数公開も中止しましたね。

若者の失業率が・・・

しかし、北京大学の張丹丹準教授によれば、政府の『若者の失業』の定義が恣意的で、実際は50%弱に及ぶだろう*2といいます。

これだけではありません。何度もニュースで聞いた『恒大集団』という中国を代表する不動産企業の債務不履行

中国は、30年前の日本のようにバブル崩壊へ向かっているとささやかれています・・・

バブル崩壊とは?

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日米韓首脳会談

自国の問題だけでも頭が痛い中国にはさらに頭痛の種があります。そう、韓国です。

『中国の夢』を共に・・・

以前は、文在寅という『中国の夢をともに』とか寝ぼけたことを言う*3共産主義者が大統領でしたが、日米との融和を目指す尹大統領に変わったのです。

中国、ロシア、北朝鮮からすればいかにして韓国を日米から距離を取らせられるかが重要なわけです。

日米韓首脳会談 結束

アメリカとしては調子に乗ってる中国を、日本・韓国との連携を強固にして圧力をかけたいわけで、日米韓首脳会談を開き『結束』をアピールしました。

中国はこれに反発し、台湾周辺で軍事演習を行ったりしました。

そして、中国はここで”カード”を切ります。

チャイナリスク

中国の人口は14億と言われており、バカデカい市場を持っているわけです。

人口水増しの疑惑

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”数の暴力”と言うものがありまして、「もうあなたの商品はうちでは売れなくします」という強いカードを持っているんです。

輸入停止は『露骨な経済的威圧』

中国は安全性の懸念を理由に、日本産水産物を全面的に輸入停止しました。

中国の大きな市場で儲けていた日本の水産物業界は、いわゆる”チャイナリスク”で大打撃を受けました。

ま、中国依存で儲け、新規参入不可の既得権益でホタテ漁師の年収は3000万*4という北海道・猿払村(さるふつむら)の”ホタテ御殿”の存在を知ると、何とも言えない気持ちになる今日この頃・・・

中国は大量に放出

過去にも記事にしていますが、福島第一原発から放流される”処理水”は、ALPSという設備を用いて放射性物質を除去されたものです。

処理水放出のすべて

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唯一、うまく取り除けないのがトリチウムで、これは水素とよく似ているので水から除去するのが難しいのです。

濃度が薄ければリスクは低い

しかし、トリチウム自体は非常に弱い放射性物質で、紙一枚で遮れるものです。十分に薄めれば低リスクです。

世界中で希釈された処理水が海洋放出されています。

1年あたりの最大放出線量

さらに、福島から出される総放射線量についても世界的に見て全然多くなく、むしろ中国や韓国の方が多く放出しているのです。

そういや、今年の6月にもこんなこと*5がありました。

中国放出、周辺国に周知なし

うん、ナメてますね(笑)

要は、数字や科学などは二の次で、とりあえず日本を攻撃したいだけです。

放射能測定器

しかし、情報統制国・中国では、国民も『日本の水産物は危険だ』と思う人も多く、今回の海洋放出を機に放射能測定器がバカ売れしている*6そうです。

放射能測定器がバカ売れ

国民みんなが放射能を恐れてくれると、日本に対するいい攻撃になるので、喜ばしいはず・・・ですが、中国の専門家らは、「測定器は役に立たない」と国民を落ち着かせようとしていますね~なぜ?

そのヒントになりそうなものが台湾のNewtalk新聞の記事*7にありました。

上海の自宅の放射線量は東京の976倍

上海の住人が自宅の放射線量を測定すると、9.76μSvで、東京は0.01μSvなので実に976倍だったのです。ちなみに福島は3μSvなのでそれの3.2倍ですね。

他の都市でも購入した放射線測定器で自宅内の線量を調べる人が続出し、いずれも高い線量であることがわかっています。

中国の建物は放射能まみれ

水産物の放射能を調べるために購入したのに、水産物からはまったく検出されず、自分の家から大量の放射線が見つかり多くの人に衝撃を与えています。

逆に、中国の建材には基準値を超える放射性物質が含まれているという問題が明るみに出しまう、大ブーメランでした。

さいごに

いかがでしたか?

国内の景気後退、不況で何としても国民の目を逸らしたい・・・

さらには日米韓が手を繋ぎ中国包囲網を敷いている今、日本の『海洋放出』は利用するには格好のターゲットになりました。

嫌がらせの電話をしたり、いきなり日本産の水産物を全面禁輸にしたり、不愉快なことばかりしてくれましたが、”放射能恐怖”に煽られた国民により中国内の放射線汚染に目が向けられたことは申し訳ないですが、笑ってしまいました。

では、また(^^♪