のどが渇いたときに炭酸飲料はおいしいですよね~
昔はよく運動の後に飲んでいました。最近はダイエットコーラとかのノンカロリー飲料の種類も増えており、口にする機会が増えたのではないでしょうか?
▼ノンカロリー飲料▼
さて、今回はコカ・コーラにまつわる6つの話を学んでいきましょう。
コーラは薬用酒だった?!
19世紀のアメリカでは医師不足で民間医療が広がっていました。その中で炭酸飲料も何かしらいいことがあると信じられていました。
ジョン・ペンバートンという薬剤師がいました。彼は南北戦争でケガをしてから麻薬であるモルヒネ中毒になっていました。モルヒネ中毒の治療にコカインがいいと考えられていたため、彼はワインとコカインとコーラ(植物)のエキスを調合した薬用酒を作り、それを販売することにしました。
しかし、その後コカイン中毒の問題が上がり、さらにはアメリカ内で禁酒運動が起こってきたため、お酒ではなく、炭酸水で割ることを目的としたシロップの販売に変更します。これがコカ・コーラです。
なお、コカ・コーラの作り方(配合)はトップシークレットでいまでも最高幹部以外は知らないといいます。
コークロア
コークロア(Cokelore)とはCokeとFolklore(民間伝承)からできた造語です。コーラの製法は秘密なので、こういった秘密には噂話や都市伝説が作られます。
今回はコークロアをいくつかご紹介しようと思います。
コーラの瓶
コーラを瓶で飲んだことありますよね?あのくびれた形は独特です。
都市伝説1:コーラの瓶は女性のボディーライン
これは実は否定されています。コーラは最初偽物がたくさん作られて出回ったため、なかなか真似できないように複雑な形状にしたようです。
強炭酸コーラ?
コカコーラの瓶の側面下の方には四角または丸の刻印があります。
都市伝説2:四角の刻印は強炭酸、丸の刻印は弱炭酸
コレも実は後で無関係であることがわかっています。瓶を作る会社によって丸形の刻印と四角の刻印が混じっていたのです。
サンタクロースは緑?
都市伝説3:サンタは元々緑の服。コカコーラがCMで赤にした
これは結構有名な話ですね。僕もそう信じてました。
が・・・
サンタクロースの元になったと言われる聖ニクラウス(Saint Nicholas)の19世紀の像ではすでに赤いマントを羽織っていたことがわかっています。また、日本で1914年に出版された児童本でも現代と全く同じ赤い服のサンタの絵があることからもこの都市伝説は嘘ですね。
コカコーラでサンタをCMに使ったのは1931年になってからです。
※ちなみにアメリカではSanta Clausといいますが、イギリスやオーストラリアではFather Christmasと呼ばれます。
共和党はコーラ飲まない?
都市伝説4:民主党はコカコーラと親しい 共和党はペプシコと親しい
この都市伝説では民主党(←バラク・オバマとかヒラリー・クリントン)はコカコーラと親しいからペプシを飲まない。そして逆に共和党(←ドナルド・トランプ)はペプシコと親しいからコーラは飲まないというものです。
あ、ペプシコ(PepsiCo)はペプシの会社の名前です。
共和党のトランプ大統領はコカ・コーラ社のダイエットコークを1日12本飲んでいると公言しているので、この都市伝説も嘘ですね。
ペプシ・チャレンジ
1975年にペプシコがやったコマーシャルですが、コカ・コーラとペプシを目隠しして飲んでみておいしい方を選ぶというものです。このペプシ・チャレンジは日本でも1980年代に入って行なわれました。
なんと結果は大半でペプシが勝ったのです。コカコーラ社内で同じ実験をしてもペプシが選ばれることから、「コカ・コーラは味よりもブランドで選ばれる」と言われました。
そこで、コカ・コーラも味を変えようとNew Cokeをつくったのです。このときの計画をカンザス計画(Project Kansas)と呼ばれます。
満を持して登場したNew Cokeですが、なんと発売後、消費者から「前の味がよかった」と抗議が殺到し、発売3か月で元の味に戻りました。
いかがでしたか?コカ・コーラにまつわる話。また、コーラを飲むときに思い出してみてください。
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