日本ではダイエット飲料の種類が非常に多いですね。
0kcal や カロリーオフ という言葉でついつい買ってしまった経験は多いのではないでしょうか。
いまやコンビニ行けば 0kcal と書かれた飲料がどこでも入手できます。ところが、海外旅行に行くとダイエットコーラくらいしか見かけません。海外旅行で食べすぎたときに、仕方なく水を買うしかありません(笑)
今日はカロリーオフ飲料の真相に迫ってみましょう。
ソフトドリンクの英語
さて、ソフトドリンクは英語でもsoft drinkなのでしょうか。答えから言うとYesです。
soft drink という言葉はアルコールが含まれていない飲み物という意味です。対義語は hard drink と言いますが、実際会話で使われないと思って差し支えないかと…
英語でお酒と言うときは、drink か alcohol と言います。
因みに liquor という言葉はウイスキーみたいな蒸留酒のイメージです。
アメリカ人と話しているときに soft drinkと言うと・・・coke とか pepsi とかそういった炭酸飲料を思い浮かべるようです。なので、同じ意味で、 soda とか pop とも呼びます。
オレンジジュースなどは juice と呼びます。実は英語では juiceと言うのは明確に基準があって(果実から)絞った飲み物を言います。なので、コーラや ファンタは juice と 呼びません!
そういや、肉汁も絞り出たから juicy といいますよね
さて、日本ではコーヒーもオレンジジュースもコーラもすべてソフトドリンクですが、英語で飲み物を言うときは、しっかり区別して言います。
ノンカロリー≠0kcal
人工甘味料はカロリーが低い
人工甘味料はその名の通り、人工的に作られた甘味料です。例えば砂糖の100倍近く甘いものを作れば、使用量は砂糖の1/100でいいわけです。なので必然的に含有量が圧倒的に少なくカロリーを抑えています。
だから、人工甘味料を用いた飲料はカロリーが低いわけですね。
あと、人工的に作られたこれらは分子量が大きいのです。分子量が大きすぎると腸管での吸収が難しいのです。そのため、血中に取り込まれず、そのまま便として出ます。人工甘味料の取りすぎでおなかが緩くなるのはその為です。
アスパルテーム
ダイエット飲料の内容物を見ると頻繁に現れるこの成分。アスパルテーム(aspartame)は 1g当たり4kcalなので砂糖と同じです。人間の味覚にはスクロース(砂糖)の100~200倍甘く感じるそうです。
一時期、アスパルテームにより脳腫瘍が増えると聞いたことがありますか?色々な利権をかけた陰謀論と言われていますが(笑)今現在はこれは否定されております。発がん性も否定されています。
アセスルファムカリウム
これもPETボトルでよく見かけます。一度表示を見てみてください。アセスルファムカリウム名前が長いのでアセスルファムK(acesulfame K)と書かれいています。こちらもスクロース(砂糖)の200倍甘みを感じるそうです。
他の特徴として、他の甘味料と併用するとさらに甘みが増します。これが頻繁に使われている理由です。
その他の人工甘味料
- サッカリン(日本では使用制限がある)
- ステビア(砂糖の300倍の甘味)
- スクラロース(砂糖の600倍の甘味)
などがあります。
サッカリンは古くからありますが、発がん性が指摘され一度禁止となりました。その後の研究で、で発がん性は否定されています。
まとめ
ノンカロリー飲料は0kcalではない。
人工甘味料は砂糖の何百倍もの甘みを感じるため使用量が少なくて済む。
分子量が大きいため、ほとんどがそのまま排出される。
かつては発癌性など指摘されたものもあるが、現在ではそれらは否定的である。
人工甘味料は砂糖よりも虫歯になりにくいなどの報告もある。
一方で、習慣的な人工甘味料の摂取により糖尿病になりやすくなるという指摘もある。
ただし、注意したいのは「人工甘味料でも糖尿病になりえる」ということであり、
砂糖の方がいいとかマシというわけではない。
結論:物事はすべて適量がいいですよ
単純明快。笑