マルチリンガル医師のよもやま話

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英語で説明してみよう:除夜の鐘取りやめ?

年末にこんなニュースを聞いた。

年越しの風物詩「除夜の鐘」に対し、「うるさい」などとする苦情が寄せられ、中止したり時間を夕方や昼間に変更したりする寺院が後を絶たない。

産経新聞 2019. 12. 28 『苦情に高齢化…消える除夜の鐘「年越しの風物詩なのに」』 

 

お正月と言えば 除夜の鐘、初詣、お節料理・・・

いわゆる”風物詩” ですね~

 

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正直、「そのくらいいいやん、年に1回だけやし」 これが最初に頭によぎりました。

 

たしかに・・・

翌日に人生を変えうるかもしれない大きなイベントが控えていて早く眠らなければならないという人もいるかもしれない。

まぁ、言い出したらきりがないですけどね。

 

今回はこの『除夜の鐘への苦情』について英語で伝える練習をしましょう。

 

 

準備:除夜の鐘について

こちらは寺院で行うので、初詣とは違って仏教関連。

大晦日の夜に0:00を挟む形で108回鳴らされる。

108というのは人間の煩悩の数と言われている。

鐘を鳴らすことでその煩悩を取り払う。

 

あまりに有名な話ですね。お隣の国 韓国でも有名寺院ではあるそうです。

 

準備:心構え

これはいつも言っている通りでいかにsimpleに言うか。これが上達への最速経路です。難しい単語をいくつも覚えるのは遠回りです。

 

アメリカの小学生が自分よりも英語でペラペラと親と口論できるのはなぜですか??たくさん難しい単語を知っているからですか?

 

違いますよね。何百回も何千回も似た表現を使っていて体が覚えているからです。野球の素振りと同じです。

 

準備:単語の言い換え

いくらシンプルに言うと言っても避けられない単語もあるのは事実。

その辺は言い換えができるかを考える。できないときはそのまま言うしかない。

あるいは難しい単語だけど近いものがあれば仕方なくそれを使いしかない。

 

例えば 寿司は英語で言い換えができないからそのまま sushiと言いますね?

もちろん raw fish on riceという言い換えも可能です。sushiの場合余りに有名なので日本語のままで通じます。

 

除夜の鐘

これは単純に New Year's Eve Bell でOK

 

煩悩

これが難しい。この概念は仏教のものなのでそれにあたる英単語がない、いわば『寿司』みたいなものです。もちろん今後この言葉が海外でも有名になれば・・・bonnoでOK。少なくとも今は無理なので英語で伝わるような言い換えを考えましょう。煩悩は人間がもつ世俗的な願望・欲求です。

 

世俗的な worldly と言います。worldからの派生。

難しいと感じれば general や common でもOK。

 

なので 

煩悩  worldly desires や human general desiresでどうでしょう。

evil desiresというと物凄く悪そうなイメージなので私は避けました。

 

苦情を言う

・to make a complaint about ~

・to complain about ~

 

風物詩

feature これで伝わります。

夏の風物詩ならば summer featureです。

 

英語にしてみよう

There is a tradition called "Joya-no-Kane", or New Year's Eve Bell.

Buddhist monks ring the bells 108 times around midnight to get rid of worldly desires.

Many people like to hear the grave sound, welcoming a new year. 

But, I hear that some temples decided to cancel it this year.

Some people complain about the bell being too noisy. 

I am sad to hear that, as this is an important feature of New Year's Eve.

 

 

初詣を英語で説明はコチラ

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