最近、NETFLIXで世界的に人気の오겜(イカゲーム)ですが、わたくしは見ておりません(笑)
そんな中、『世界中で韓国旋風』その根拠とされている、ある動画の真相が暴露され、色々と話題となっています。イカゲームではありません。
今回のテーマは、嘘から出た誠です。
世界中で韓国旋風!
韓国のファイナンシャルニュース紙*1の10月19日の記事*2を見ていきましょう。
そもそも、”ヒット作”と言われるこの韓国観光公社の動画、僕はこの記事見るまで知らなかったんですが、みなさんご存知でした?
この動画の全視聴回数が2億8800万回を記録したそうで、そのうち海外からの視聴が90%を占めており、世界中で韓国への関心が高まっていると関係者が述べています。
ふむふむ。
広告費は製作費の5倍
つい先日、韓国の文化体育観光委員会で、例の動画の制作費や広告費について質問があり、その回答でなんと驚きの事実が発覚しました。
2年間で14篇の動画が作られ、総製作費は約2億円で、Youtubeなどへの広告費が約10億円、つまり、広告費は製作費の5倍費やしていたのです。
これで、韓国内でも批判が出ていると。当然。
しかし、海外での視聴数がそんなに伸びて、外国人が『本当に』韓国に関心をもったということならお金をかけた甲斐があったのではないでしょうか。
都合のいい数字でできた国
しかし、韓国という国をよく知っている人なら、「あ、いつものやつね」と感じるはずです。見栄を張り、特に日本には負けてはいけない国なんです。
例えば、ワクチン不足のため、2回目の接種を2-3週間遅らせて、その分で1回目接種者だけを増やした韓国は、記事のタイトルでも世界でまれな『一次接種率』という指標を使っていますね。
「一人当たりGDPでついに日本を抜いた」と言うのも、一般にはあまり使われない購買力平価という調整をかけた数字を用いて日本より上のランキングというだけで、通常のGDP、一人当たりGDPは日本が上です。(笑)
都合のいい数字だけを大々的に報じるのが習慣ですね。さて、今回の視聴数にももちろんカラクリがありました。
視聴数のカラクリ
記事を読み進めると、視聴数についての記載がありました。
Youtube見てると、最初や途中に広告動画来ますよね。あのウンザリするやつ。そう、それに莫大なお金を払っているので、他動画視聴中の差し込み広告で流れた回数が多いだけかもしれないというのです。
さらにYoutubeの差し込み広告は5秒後にskipしてもカウントされます。
そして、広告を開始すると、視聴数が一気に50倍以上に増えたと。
つまり、お金をつぎ込んで広告の流れた数が増えただけでしたというのがオチです。世界中の人が韓国に関心を持って自ら観光公社の動画を検索して見たわけではないと。
ま、広告ってそうやって見てもらって関心を持たせるのが目的なので、そういう意味では成功ですね。ただ、問題はその数字を使って『世界中が韓国に夢中』と誇張したのがダメだっただけですかね。
江南スタイル
この話を聞いてまず思い出したのは江南スタイル。YoutubeでのMVの総再生回数は今年に入り、40億回を超えた*3そうです。
たしかにこれは2012年すごいブームでしたね。しかし、最初の火付け役は実は・・・・F5ボタンだろう*4と言われています。
Youtubeをはじめとし、Googleは年々不正の取り締まりを強化しています。不正に視聴数を増やすとバレます。最近では、科学的に誤った情報を垂れ流すとBANされますね。
実は、この江南スタイルの時も、異常にクリック数が多かったのに視聴時間はものすごく少ないことがバレ、Google様が仕様変更したところ翌日からランク外に落ちたのです。
BTSの疑惑
もちろん、世界で大人気?らしいBTSについても疑惑はあります。韓国の東亜日報の昨年の記事*5をご紹介します。
BTSの熱狂的ファン(ARMY)の為のサイトでは、いかにしてBTSをビルボードチャートでランクインさせるかの方法を詳細に書いています。
こういったことは日本のアイドルとかでもよくありそうですが、外国に影響を与えようとは、規模がすごい。笑
指示の詳細も
BTSを世界的スターにするために事細かに書かれているようです。
要は、熱狂ファンたちがずっと再生しまくってチャートにねじこんだという、涙ぐましい努力をしていたわけですね。
ビルボードに載るにはアメリカで売れなければいけません。そこで、アメリカにいるARMYに資金援助ができるようにアカウントが作られており、アメリカ以外のARMYは寄付をするようにと書かれています。
そう、アメリカにいる韓国人がアメリカでBTSを”流行”らせているということです。そりゃ韓国語わからないアメリカ人がBTSを聞くとはとても思えませんもんね。
KOCCA
KOCCAという組織をご存知でしょうか。日本語では韓国コンテンツ振興院となります。
韓国は自分の国の戦略をよくわかっています。
大国でなく、資源もなく、国が豊かになるにはウォン安で加工貿易、財閥に集中、映画やドラマや音楽などのコンテンツを海外に売るしかないんです。
韓国内だけでは、音楽市場もドラマ市場も小さすぎます。だから、K-POPが日本進出して日本語で歌うわけです。韓国ドラマも同じで、安く売って多くの国でブームを作るのです。
日本で、昼間に韓国ドラマが多いのは、視聴率の取りづらい時間帯に新たに番組を作るよりも、安く買える韓国ドラマを流す方が賢明だからです。
こういった、”韓流”を国を挙げて支援するのがKOCCAという組織です。
さいごに
いかがでしたか?
韓国ドラマは非常に面白いです。僕も韓国語強化中のときはたくさん見てました。
唯一の欠点は話数が多すぎることかな?笑 10話くらいならいいのにな~
いずれにしても『嘘から出た誠』と言う言葉がピッタリで、最初は”作られたブーム”であってもその後、実際定着しているのを見ると実力があるからですね。
真面目に戦うだけでは勝てない世の中、色々と複雑なもんです~
では、また(^.^)ノ