誰かがカップ焼きそばを食べた後、部屋に入るとすぐにわかります。と、同時になぜかふいに食べたくなっちゃいます。そういえば子供のころはよくUFO食べてました。
というわけで、(←ムチャな流れ)
今回は、UFO(未確認飛行物体)にまつわる仮説などをご紹介したいと思います。
UFOは日本軍?
第二次世界大戦当時は戦闘の激しいエリアで多数の正体不明な飛行物体が目撃されていました。当時連合国ではフーファイター(foo fighter)と呼ばれていたそうです。フーファイターは「日本軍の最新鋭機ではないか」とする噂も流れました。
そんな時に起こったのがロサンゼルスの戦い(1942)です。当時アメリカは日本軍のアメリカ本土への空襲、上陸を非常に恐れていました。そんなさなかに、2月25日深夜にアメリカ空軍のレーダーは赤い光を放つ謎の機体を捉え、迎撃を試みました。しかし、急旋回などを繰り返しなかなかうまくいきませんでした。この謎の物体は民間人からも目撃情報が相次ぎ、ラジオで生中継され全米をパニックに陥れました。
アメリカでは日本軍の攻撃だと思われていましたが、日本軍の記録には同日ロサンゼルス周辺に出動した記録は残っていません。また、戦後に日本政府は改めてこの事実を否定したため、それは宇宙人によるUFOだったのではないかと言う説ができました。
民間航空機によるUFO目撃
第二次大戦後は世界中で民間機による未確認飛行物体の目撃証言が相次ぎました。日本では日航ジャンボ機UFO遭遇事件と言うものがあります。1986年 JAL 1628便の貨物機機長の証言によると、アラスカ上空で自機の3-4倍もの大きさの飛行物体に1時間追尾されたといいます。マスコミなどでは「機長の見間違え」とされて収束しました。ただ、アラスカ上空で遭遇したUFOは実際にレーダー上で確認されていたことがわかっています。
その後も世界中で巨大なUFO遭遇情報が飛び交いました。
ロズウェル事件
この名前は聞いたことがあるのではないでしょうか。1947年 アメリカのロズウェル(Roswell)という街でUFOが墜落しアメリカ軍が回収したというものです。これ自体は「観測用気球」という米軍のコメントもありすぐに忘れ去られました。しかし、30年の時を経て残骸の回収に参加したという軍人が「異星人の乗り物を回収した」と証言したため再び注目を浴びました。
そして、そのときになって皆さんがTVで目にしたことがあると思いますが「宇宙人解剖フイルム」まで登場しました。このフィルムはのちに作成者が捏造であることを認めました。
1997年にアメリカ政府は公式のコメントを出しました。
当時墜落したのは実は秘密実験に使用されていた気球で、後に発見された異星人の死体といわれるものは高度での人体への影響を調べるための観測用ダミーである。
冷戦時代のソ連の核実験を監視するための気球だったと説明したわけです。
UFOに対する諸説
さて、UFOの正体に関しては数々の説があります。当然一番有名なものは「宇宙人・異星人の乗り物」でしょう。ただそれに関しては、異星からとてつもない距離をどうやって移動してきているのかについていまも納得のいく説明ができていません。
他にも未来人が過去を旅行するためのタイムマシンという説です。過去の重大な出来事の時に目撃されるのが多いはそのためだとされます。これを支持する人たちの間では「物理的にあり得ない距離を移動してくる宇宙人説よりも可能性が高い」という意見もあります。
秘密兵器説(偵察機)もあります。軍事行動は基本的に機密情報となり隠蔽されることが多く、それによりたくさんの陰謀論などが語られたりします。この説のstrong point は「UFOの目撃が第二次世界大戦期に急増した」という事実でしょう。当時はやっと軍需用ジェット機が開発されたタイミングでした。
あとは、イタズラ・捏造説です。愉快犯・模倣犯によるUFO目撃証言や、合成動画などです。これが多いのも事実で、UFO出現時に現れるとされたミステリーサークルなども後に、自作自演の告白が相次ぎ今となっては報告すらなくなりましたね。
他にも「UFOに誘拐されて人体実験された」という証言についても虚偽記憶説と言うものがあります。虚偽記憶とは実際には起こっていないことを間違えた記憶を導き出すことです。催眠状態での誘導により「誘拐された」という記憶が導き出されたのではないかとされます。また、幼児期の性的虐待の記憶が虚偽記憶として蘇っているのではないかとする出生外傷説もあります。
まとめ
UFOはもともと foo fighter と呼ばれており、日本軍やドイツ軍の新型兵器ではないかと疑われていました。ロサンゼルスの戦いでは、日本軍によるアメリカ本土への攻撃と勘違いされパニックを引き起こしました。
世界的に有名になったロズウェル事件、後のアメリカ政府の発表では冷戦時代のソ連の核実験を監視する気球が墜落したものであったと説明されました。反響を呼んだ宇宙人の解剖動画も作成者自身が後に捏造を認めています。
UFOが出現したときにできるとされたミステリーサークルも自作自演がわかっており、現在では見受けられることもなくなりました。
このように、多くのUFOや宇宙人にまつわるエピソードは後に多く否定されたり捏造が明るみになったりします。しかしながら、まだまだ科学的に説明ができないものがあるのも事実で、それらについては色々な仮説が挙げられています。
こういった「謎」にはどこか引き寄せられるものがあります。