マルチリンガル医師のよもやま話

マルチリンガル医師の世界観で世の中の出来事を綴ります

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トップバリュはなぜ安いのか

キャベツが高騰!

ガソリン代高騰!

物価が上がり続ける日々で、人々は少しでも安いものを求めるのは当然のことです。

今回は、そんな中で”お求めやすい価格”のイオンのTOPVALUについて少し学んでいきましょう*1*2*3

続く物価上昇

世界的なインフレの煽りもあり、物価上昇の続く日々・・・

総務省統計局によると、1年前と比べて物価は2.9%上昇*4しています。

続く物価上昇

物価上昇があれば、生活は困窮するので、「賃金上昇しろ」という動きが起こり、賃金も遅れて上昇します。実際、2024年の賃金上昇率は5.1%*5となっております。

しかしながら、物価上昇を加味した実質賃金ちょっとマイナス*6、つまり、物価上昇に賃上げが追い付いていないということです。

実質賃金は増えず・・・

ここからも賃上げが継続すれば、実質賃金もプラスなるでしょうが、先はわかりませんな。

さて、そんな物価高の生活の中で、頼もしいTOPVALUについてみていきましょう。なんで安いんだ???

プライベートブランド

TOP VALUはイオンのプライベートブランドです。

だから、安いんです!  以上 。

はい、実は、これがすべてです(笑)

 

ま、せっかくなので、もう少しだけ詳しく見ていきましょう♪

 

 

三重県四日市の実業家である岡田家から始まりました。立憲民主党岡田克也氏の家系です。

呉服屋だったのがスーパーオカダヤからのジャスコとなり、2011年以降はすべてイオンに統合されました。

さて、1970年代、高度経済成長期の末期ですが、日本人はみんなウキウキでした。

生活が日々よくなっていくのを感じます。同時にモノの値段も上がっていました

TOPVALUの原点はジェーカップ

みんなが毎日食べるものがどんどん高くなる中、ジャスコは低価格のカップラーメンの開発をすることにしました。

当時はカップラーメンにはフォークが当たり前についていた中、そこを削って85円という価格で販売されたのが”ジェーカップ”です*7

ここからプライベートブランドを積極的に始めるきっかけとなりました。

TOPVALU

時は流れ1994年、ジャスコ生誕25周年に合わせて、TOPVALUというブランドを作りました。当時はカタカナ表記では”トップバリュー”でした。

低価格で高品質でどこにも負けない!という意気込みが感じられる名称です。

そして、2000年に最後の『ー』を排除して、”トップバリュ”となりました。

TOPVALUの認知度も上がり、人気を博し、2014年の20周年を機に、カテゴリーごとに4つのブランドに分かれました。

4ブランドに分かれた

普通のTOPVALU、有機野菜などのグリーンアイお客様満足度80%以上の物だけ集めたTOPVALUセレクトコスパ最上級TOPVALU ベストプライスです。

これらは普段何気に見かけますが、違いは知りませんでした。

つまり、セレクトとベストプライス選んだら間違いないですな~笑

製造元

プライベートブランドというものは、イオンのブランドではあるのですが、イオンが作っているというわけではないのです。

流通側(TOPVALUの場合イオン)が、メーカーに「こんなん作ってください」と依頼して作ってもらうのです。

そりゃそうですよね、アイスクリームに、ポテトチップスに、洗剤に、すべてイオンで作れるはずがないし、効率も悪いんです。

例えば、パンは山崎製パンが作っていたり、ポテトチップスは湖池屋だったり、ビールはサッポロビールだったりするわけです。

それを思うとリアルにコスパよすぎ、やべーです。

コンビニのプライベートブランド商品も同じようなもんです。

コンビニ店長のリアル

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『怪しい』??

安いけど、「これ、やばいとこで作ってる?」「怖い」なんて思う人もいました。

実は2015年までは、プライベートブランドの食品パッケージには、どこで作ったとかは書かなくてよかっので、『製造所固有記号』の記載だけされている場合が多かったのです。そりゃ、プライベートブランドに他社の名前書きたくないですもんね。

で、この固有記号を見れば、イオンでは調べたらどこの工場で作られたかはわかるけど、消費者は見ただけではわからないというものでした。

ま、実際は、製造者固有記号検索システム*8があるので、調べようと思えば調べられます。

アクリフーズ農薬混入事件

2013年に冷凍食品への農薬混入事件があり、商品の記載に作っている会社名などがなく、回収も難航したり、消費者も不安の中、混乱を味わいました。

そうした経緯で、2016年以降は食品表示法が変わり、細かい条件は抜きにして、製造会社も書く必要が出てきました。

なぜ安い?

さて、最初の疑問に戻って、例えばポテトチップスを湖池屋で作ったものを似たものをTOP VALUで売っていて、安いので消費者からしたらお得なのですが、なぜでしょうか?

例えば、湖池屋はポテトチップスを作るメーカーですね。

メーカーと流通業

で、イオンやほかのスーパーなどの小売店は流通業者です。普通はメーカーが色々発案して、研究して、作って、卸して、売ってもらうわけです。

原価にメーカーの利益広告費、卸売業者や小売店までの流通費(輸送費・人件費)や、卸売業者の利益、小売店の利益を重ねたものが最終的の販売価格です。

ところが、TOPVALUは、流通業であるイオンから依頼を受けて、メーカーが、自分とこの商品を作っていない隙間時間に作るわけです。

なぜ安い??

すると、そこから消費者までの間の流通はすべてイオンなので、流通費用の削減、さらに利益も最終販売のときの分だけでいいですし、なんならその商品だけに広告費をかける必要もありません。

あとは、包装の簡素化などでのコスト削減という企業努力もあり、安く提供できているのです。

メーカーのメリット

気になるのは、自社のオリジナル製品に酷似したものが、TOPVALUブランドで3割引くらいで売られると、メーカーのオリジナルの売行が悪くなり、メーカーとしてはデメリットの方が大きいようにも思えます。

しかし、メーカーとしては、イオンという超大企業からの莫大な量の発注を受けれるメリットがあります。しかも、工場の止まっている時間も製造ラインを稼働できるので効率もupします。

メーカー側の思惑

そして、何よりも、もしこのオファーを断って、ライバル社がTOPVALU商品を作るとなると、それこそ、自分ところの売り上げが削られるだけで終わってしまうのです。

つまり、オファーには答えておいた方がよいという判断です。

さいごに

いかがでしたか?

TOPVALUの商品は、高品質で低価格と、消費者にやさしいものです。

なぜそれが維持できているかというと、イオンが強大な流通網を自らで持っているからです。

そして、その製造のプロに委託し作ってもらい、必要あれば簡素化などでコスト削減、さらに自社の流通網を使い、宣伝費も使わないという・・・理にかなった方法で安く提供できているのでした。

イオンの価格破壊は、そういえばお葬式でも起こっていましたね。

お葬式のお値段

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さて、今日からはTOPVALU セレクトとベストプライスを買いあさろう~~

 

では、また(^^♪