みなさん
新年あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いいたします。
昨年はラグビーワールドカップで日本中が盛り上がりました。今年はオリンピックイヤーですね。
さて、正月によく聞くことばで「新春」や「迎春」なんで“春”なの?
子供のころか疑問でした。
今日も簡単にまとめてみます
旧暦(太陰暦)
日本も昔太陰暦という暦を使っていました。明治時代の近代化で西洋文明を取り入れ太陽暦を導入しました。
太陰暦は英語で lunar calendar と言います。そう、つまり『月の暦』です。
月は地球の周りを公転しており、29.5日で一周します。太陰暦ではこれを1か月とするわけですね。(月によって29日の月と30日の月があるとしています)
太陰暦での1か月 = 29.5日
グレゴリオ暦(太陽暦)
一方、現在主に使用されているのは太陽暦 (solar calendar) です。
こちらは地球が太陽の周りを公転する周期(≒ 365日)を1年としています。
日本は太陽暦を明治6年から導入しています。
太陰暦の季節のずれ
太陰暦では、1年は 29.5日×12ヶ月=354日です。そう、太陽暦と比べると1年でなんと11日短いんです!!
春夏秋冬がある理由は地球が太陽の周りを公転している。つまり、太陽暦に一致するわけです!こうして、太陰暦では毎年11日ずつ季節がずれるわけです。
ズレの調整
さすがに1年で11日もずれると混乱します。どこかで調整が必要だね!ってわけで
3年たつと季節と11日×3年=33日のズレが生じるので3年に1度修正するために1年を13ヶ月にするのです。このことを閏月(うるうづき)と言います。
旧正月
こうして、毎年のお正月の日も太陽暦とは違います。太陰暦(旧暦)での1月1日は太陽暦ではだいいたい1月末~2月中旬になります。
日本では、ほぼ旧正月のお祝いは現在行われませんが、中国やその影響を受けた韓国、ベトナムでは今も旧正月を大切にしています。
まとめ
昔の太陰暦の1月1日(旧正月)はいまでは1月~2月中旬だった。
2月が過ぎると暖かくなり春を迎えるので新春や迎春と言っていたんですね。
その名残で今も正月にこの言葉を使います。
ちなみに
日本中でもまだ旧暦で行っているものの代表例がお盆です。
お盆は7月15日ですが地域によるけど現在は8月15日(旧盆)ですね。これは太陰暦の7月15日は現在の8月中盤なのでこうなっています。
それでは、また