マルチリンガル医師のよもやま話

マルチリンガル医師の世界観で世の中の出来事を綴ります

MENU

【サク読み】赤い羽根の闇

小学生の時、おばあちゃんと街にいたとき、人通りの多い交差点の片隅で若者が募金活動をしていました。おばあちゃんは『恵まれない子たちの助けになれば』と言って何度か1000円募金していたのを今でも、鮮明に覚えています。

あれから25年近く経ち、今の僕はどうでしょう・・・笑

赤い羽根共同募金

小学校で、小さな紙が配られ、それを折ると募金袋になりました。

その中に1円とか5円を入れて提出すると、赤い羽根をもらい、学校の黄帽につけてました。「なんとなくいいことした」という嬉しい気持ちでした。

『赤い羽根』はアメリカのパクリ

アメリカでは昔、先住民で戦いに勝ったものに与えられたのが『赤い羽根』でした。

それに由来し、募金をしたら赤い羽根を受け取るのがアメリカで根付きました*1

日本にこの制度を持ち込んだのはフラナガン神父だと言われています。

フラナガン神父

終戦間もない1947年にGHQからの要請で日本にやってきたフラナガン神父は、戦争孤児を助ける目的で『赤い羽根助け合い共同募金』を提案しました。

計画募金

貧しい子たちの為にお金を集めて寄付しよう!というこの募金。

計画募金

しかし、この募金は”目標設定”ありの計画募金*2なのです。それ自体は別に悪いものでも何でもありません。

国会や市議会のように毎年の予算を先に決めるのです。この自治体の福祉にこれだけの予算を組みそのお金は共同募金から捻出する!って感じです。

となると、みんなが募金を渋ると目標額に達さず、「やべぇ予算が足りねぇ」ってな状況が起こるわけです。

任意だけど半強制?

それを避けるために、地域の自治会に『目標額』として、1家庭当たりの募金の目安額などまで書いて集金させる*3のです。

任意と言えど、町内会で担当者が家まで押しかけて「みなさん〇〇円払われてます」とか言われたら払っちゃいそうですね。断ったら噂立てられるし。

募金額が減少

1990年代~2010年くらいまでの間に、このような自治会での訪問して”任意”の募金を依頼するのはおかしい!と言われるようになります。遅っ。笑

すると、募金額は1995年(平成7年)の約265億円をピークに年々減っていくのでした。

募金額と募金の方式の推移(加筆)

赤い羽根募金のHPを見ると、募金の推移*4が確認できます。

自治会での家庭訪問での個別募金が平成11年以降激減しましたね。

このままではマズい!!「福祉への影響が・・」というきれいごとを言ったかは知りませんが、ちゃんと対策を考えました。それがイベント募金です。

イベント募金で集金じゃ!!

企業にはイメージアップと、法人税の寄付金控除という節税のメリット*5もあり、win-winとかなんとか。チャリティーコンサートとか売り上げの一部または全額を寄付しますってのはこういう流れですね。

配分先が・・・

でも、ここまでの所はちゃんと合法的なやり方で寄付金を集め、企業側も節税のメリットがあるなら問題ないですね?

他にも道端で「私、募金したいの♪」っていう心優しい人が自主的にしているので問題ないですね。

ところで、こうやって集められたお金がどういう風に使われているかというところ。

H30年以降Colaboには複数回助成

最近、お騒がせのColaboに平成30年~令和2年まで700万~1000万円ずつ助成金が出ています。

代表の仁藤夢乃って人物は、沖縄の米軍基地反対運動に参加*6したり、韓国の慰安婦支援団体が主催する反日デモ(水曜集会)でスピーチしたり*7とバリバリの左翼活動家ですな。

慰安婦団体とColabo

www.multilingual-doctor.com

さらにさらによく見てみると・・・

ピースボートにも助成金

継続して、ピースボートにも行ってますな~

辻本清美が学生時代に作った船で世界一周 Yeah!!っていう謎の集まりですね。居酒屋にポスター張り散らかしたら旅行費が安くなったり、北朝鮮に行った*8りということで色々な噂がある団体ですが・・・

さいごに

いかがでしたか?

募金は人の『良心』で『任意』でするもののはずです。

しかし、お金のある所に悪い人らは寄ってくるものです。集め方もそうですし、使われ方も。

結論、二度と赤羽根募金はしません

 

では、また(^^♪