毎年この時期になるとCMや電車の車内広告で目にする”年末ジャンボ宝くじ”。
今まで買ったことないですし、これから買うつもりも全くありません。(笑)おみくじや運試し的な遊びとしてはいいでしょうが、投資として高額費やすのは割が悪いです。
正直、興味すらない宝くじですが、少し最近見る目が変わってきました(笑)
というのも、実は宝くじを買う人は・・・(続きはwebで)
てなわけで、今日はこの辺のぞいていきましょう(*‘∀‘)
宝くじについて
宝くじは英語でlottery, イタリア語で lotteriaですが、実はこれがあのファストフードのロッテリアの由来!!……ではありません(笑)
脱線しましたが、それではここで少し日本の『宝くじ』の過去を見てみましょう。
そもそもは戦時中の資金調達のために始まりました。日中戦争の軍事資金調達のために臨時資金調整法というものが作られ、福券という名前で1944年に始まりました。
戦後の復興期にも資金集めのために各都道府県で発売されるようになり、戦後復興の費用に充てられていきました。
尚、現在では臨時資金調整法は無くなり、当せん金附証票法になっています。
ジャンボ宝くじ
さて、軍資金や復興資金集めに使われた宝くじは、時代とともにその色合いは薄まっていき、季節ごとの運試しとか人生一発逆転!を目指すなど娯楽としてもますます人気を博していきます。
そうして1979年から全国自治宝くじはジャンボ宝くじと名前を変えて、現在では2~3ヶ月毎に5回行われ、5大ジャンボと呼ばれています。
ちょっと6月だけ名前のつけ方テキトーですね(笑)唯一名前から季節がわからない。
6月ってたしかにイベントないんですよね~ 梅雨ジャンボ?水無月ジャンボ?あじさいジャンボ?笑
ちゃんと儲けている
さて、1等が7億円で、連番購入してるとその前後賞もそれぞれ1億5000万円ありますから、最大10億円の可能性がある年末ジャンボ。たしかに夢はありますね~
そして、1等が最大22人に当たるわけですね~。ぜひとも欲しい!!笑 確率は2000万分の1です。(>_<)
ところでそんな大金あげて、運営大丈夫?なんて心配は無用です。(^^♪
元々は軍資金集めから始まった宝くじ、当然、お金を集めるためのものですから確実に開催するたびにガッポリ儲けているのです。
年末ジャンボ宝くじのHP*1を確認してみましょう。
今回の年末ジャンボが4億4000万枚、1枚300円で全部売れたとすると1320億円の収入になります。仮に全部売れたなら各賞は全部出ますので、出費を計算するとおよそ660億円となります。
なので、払い戻し率は最大で50%と言うことになります。実はこれは当せん金附証票法で払い戻し率は50%を超えてはいけないと定められているのです。
税金はどうなる?
さて、払い戻し率が50%以下というのはいい方なのでしょうか?
例えば、公営ギャンブルで言えば競馬や競艇がありますが、こういったものの払い戻し率は過去の数字では74.8%と報告*2されています。
▼ギャンブル依存症▼
それと比べるとだいぶ少ないと見えるかもしれません。ま、元々『お金を集めるために作られたシステム』だったので当然ですが。
また、宝くじでの賞金は非課税なので、所得税や住民税の対象にもなりません。賞金はそのまま入るわけです。
一方で、競馬や競艇で得られた払戻金は『一時所得』になりますので税金がかかります。賞金から税を引いた上で受け取れる実質払い戻し率は58.5%*3だったようです。そう考えると、宝くじの払い戻し率も「まぁ、そんなもん」ってとこですね。
『この売場から出ました』
よく見かける『高額賞金、この売場から出ました』というやつ。
縁起とかゲン担ぎを気にする日本人には非常に効果があるんですね~笑 ただ、数学的な確率論の話をするとそんなもんまったく関係ないですね(笑)
ただ、その言葉に引き寄せられてたくさんの人が買うと、その売場から高額当選が出る"人数"は計算上増えますね。けれども、だからと言ってあなたの当たる確率が上がるわけではありません!!
しかし、数字は見せようでなんとでもなってしまうんです。都合のいい数字を使うんです。論理的に考えないと自分でもその思考にハマってしまいます。
例えば上図で当選人数だけ見ていると、Aだと自分も当たる確率が上がりそうに見えますね。冷静な人ならAとBで買った人数が違うだけじゃないの?と気づくはずです。
そう、人間の意図的な操作がない限り、一つの売り場からバカみたいに当選は出ないのです。
収益金の行方
宝くじは販売した額の50%以上は収益金となるのでしたね。では、その収益金はどうなるのでしょうか?
宝くじ公式サイト*4によると、1200億円ほどの印刷量・販売手数料(高いなw)を除いた収益金は、それぞれの政令指定都市、または都道府県に収められるそうです。
要は宝くじを買うこと自体が納税しているようなもんです。
そして都道府県などでの収益金の使い道も決められており、公共事業や高齢者福祉事業などに使用されます。
また、他にも社会貢献広報費と書いてますが、これは『宝くじ号』って書いてある地方の列車やバスや、健診用車両などありますね?あーいった形に使われます。「ほら宝くじっていいものでしょ?」ってアピるためですかね(笑)
さいごに
いかがでしたか?
宝くじは元々戦時資金調達に始まり、戦後の復興費用の一役を担いました。時代は変わり、今は人々の娯楽の一環であると同時に都道府県などの収益になっているわけです。
つまり、宝くじを買う人は、余計に納税してくれるありがたい存在ということですね。
ちなみに10枚連番買いをすると、必ず7等(300円GET)は当たります。(笑)
では、また(^.^)ノ