コロナウイルスの一件で、色々と見たくないものを目にすることが増えた気がします。
コロナウイルスはワクチンができれば一旦は終息しますが、今日ご紹介するものは永遠に終息などないのではないかと思ってしまいます。
賞賛された日本
ONE TEAM
2019年のラグビーワールドカップは本当に記憶に残る大会でした。最近、日本が世界トップ集団としての称号 "ティア1" に格上げされる旨が報道され非常に嬉しかったです。
昨年の大会はラグビーの母国イングランドなどでも「史上最高の大会」と称されました。理由はたくさんありますが、日本人ファンの熱い応援、他国の国歌を覚えて歌ったりという日本独自の ”おもてなし” が世界のラグビーファンの心をわし掴みにしました。
また ”ONE TEAM” という言葉も流行しました。
「外国人ばっかりじゃないか!」との批判もありました。
ニュージーランド、韓国、トンガ、南アフリカなどの多国籍軍は日本の桜のジャージを着て、君が代を歌い、「日本代表」のプライドを持って一つのチームになりました。
一番忘れられないのは、ぐ~くんこと具智元(グ・ジウォン)選手がスコットランド戦、負傷交代するときに涙したシーンです。そのぐらい彼は”日本人”だったのでしょう。
ワールドカップで僕は『ひとつになれた日本』を感じられました。
コロナ騒動以降
さてコロナ騒動以降、ONE TEAMは崩れ去り不協和音がこの国を覆っています。
ここからいくつか取り上げてみます。
マスメディア
このブログでも再三書いていますが、多くのメディアの「政府批判」のための報道はひどいです。国民の分裂を助長しているだけです。
また、コメンテーターというのも厄介で、こんな時期なので現場の専門家はTVに出る暇はありません。だからといって最終的に政府批判につながる論調の『専門家?』たちを集めて連日の不安を煽る報道はどうなんでしょうか。
昔、橋下徹さんが言いました、「小遣い稼ぎのコメンテーターは無責任」と。今になって「なるほど」と納得してしまいます。
たしかに発言に責任は負いませんし、間違っていても「専門家じゃないので」で逃げれるし、正直ヤフコメとレベルが変わらない気もします。あ、ヤフコメに失礼か。笑
昨日『メディアが退院者数を報じないワケ』という記事を見ましたが愕然としました。言い訳がひどい。「文系出身の記者が多く数字にあまり強くないから」とか「政府から出された資料の中で自分がわかるものしか記事にできない」とか。
他にも取材方法や恣意的な編集に対する批判もスルー。
『自分の意図していないように編集され報道された』とある医師が訴えています。
↓
悪質なデマ
「日赤の医師からです。拡散してください。」
僕の親戚もこれをLINEで拡散しててズッコケました。(笑)
日本ではデマを拡散しても罪に問われません。「表現の自由」の範疇だからだそうです。だったら、ヘイトスピーチも、上司によるパワハラ恫喝も「表現の自由」だからOKなんでしょうか??( 一一 ;;)
日本はあまりに「自由」「人権」が保護された国です。だから、ロックダウンも当然できませんし、韓国のように感染者を監視したり、位置情報をアプリで公開したりできません。
▼日本の政治が遅い理由はコチラ▼
オイルショックの時もトイレットペーパーがなくなるというデマにより全国でトイレットペーパーの買いだめが起こりました。(ちなみにデマはドイツ語のDemagogieの略です。)
▼オイルショックについてはコチラ▼
今回もティッシュの買いだめがありましたね。日本も悪質なデマに限って罰則を考えてもいいのではないでしょうかね?
マレーシアやシンガポールはフェイクニュース規制法を昨年導入しました。しかし、「国民監視」につながるという批判もあるそうです。難しい問題ですな。
転売問題
まずマスクですね。日本はサージカルマスクの8割近くを輸入に頼っていますが、新型コロナウイルス感染の拡大により世界中で需要が急増しました。
そのため、マスクの価格も高騰し、なかなか手に入らないと問題になっていました。
ここ最近、街中で「マスクあります」と売っている個人よく見かけますよね?しかも値段も下がってきています。
仲介業者が大量にストックして値段を吊り上げていたのがいま出てきたのでしょうかね。もっと上がるのを待っていたけど、アベノマスクや国産マスク製造などで「やべーぞ」と焦った。
さらに、あまりに買えないし自粛で暇なので「自作マスク」が増え、マスクの需要が減ったためだとも言われています。
中国が日本へのマスク輸出禁止を緩めたという情報もあり、これからマスクはまだまだ値段下がります。今困らないならもう少し待ってから買うのが良さそうです。
私刑問題
山梨県の20代の女性が陽性判明後に高速バスで東京に帰ったというニュースです。
この話自体は本当に大きな問題です。MERS(2015)のときに韓国で感染者が隔離を無視して勝手にゴルフに行って感染拡大させたという話を過去記事(下リンク)でご紹介しました。その人と同じです。
▼MERSについてはコチラ▼
3月末の学生の欧州旅行もそうでしたが、親はなぜ止めなかったのでしょうか?車で送る選択肢はなかったのでしょうか。
さて、その後、ネット上では本名を曝したり、卒アルを載せたりといわゆる”私刑” が行われました。自粛期間中であり、みんなピリピリした時期でかなり頭に来たのでしょう。
一般にこのような私刑により『幸福ホルモン』が放出され快感を得ると言われます。
オキシトニン、セロトニン、ドパミンの3つが関与します。これらは気分を高揚させる作用があります。これらの合わせ業が私刑を快感に変えるのです。
ネット上の悪口や脅迫は日本だけではありません。韓国では손가락 살인(指殺人)という言葉があります。有名人などのアンチが書き込んだ悪質なコメントに病み自殺してしまうことからこう呼びます。
陽性判定でバスに乗ったことは決して擁護できませんが、行き過ぎた私刑も一度立ち止まって自制すべき問題です。
お勉強
ニュースの英語表現
こんなときでも新しい表現をパクって表現力を高めましょう。
これは先ほどの私刑のことを扱った記事からの勉強になります。
take to ~ というものは複数の意味があります。中でも3)のように「~に訴える、~に走る」などの表現は頻出なのでぜひマスターしましょう。
彼はすぐに暴力をふるう He often takes to violation.
ちなみに resort to ~ も同じような意味になります。
あと、police を動詞で使うなんて、僕も知りませんでした。(笑)
ニュースの英語表現2
これは軽症患者は自宅療養をする旨の記事ですね。この中で使えそうなものが下の * 2つです。
検査で陽性になるというのは test positive for ~ と言います。当然陰性なら negative にするだけですね。
自宅療養に関しては stay home では今の”外出自粛”と変わりませんが、isolate を使うことで感染してて「隔離」の意味で自宅療養なんだよというのが伝わりますね。
いかがでしたか?オンラインレッスンなどされてる方は、最初のsmall talkに使ってみてはいかがでしょうか?(^^♪
では、また!