段々と涼しくなって秋も近づいてきた感じがしますね。
行楽日和がね、このコロナのバカのせいで、楽しみもないもんです。
さて、週末なので、手短にユル~くコロナのupdateしておきましょう~~
フルチン生活
ん?いきなりユルすぎやろ!!ま、休日ver.だしね!(笑)
っていうのは冗談で、これは別に裸で過ごしてるって意味ではありません。
ワクチン接種完了して2週間が過ぎて抗体ができた状態を "fully vaccinated"といいます。日本語では接種完了者などと訳されます。
このfully vaccinatedをフルチンと省略するのが、ネットでは広がっています。笑
誰が考えたのか知りませんが、なかなか秀逸。
僕は医療従事者で早い段階で打たしてもらっているので、当然フルチンなのですが、なかなか恥ずかしくて言えませんね~。
もし、機会があれば使ってみてください。(笑)
デルタ株と18禁
最近、日本経済新聞のコロナサイト*1のグラフが見やすいので気に入っています。
感染と年齢層の状態を見てみましょう。
今年の3月からの状況を見てみると、7月以降60代以上の感染が一気に減っています。これはもちろんワクチンの効果と考えられます。40-50代はあまり変わっていません。
注目すべきは30代未満の灰色と薄黄色の所が増えています。
そもそも、20-30代は一番動き回る世代なのですが、デルタ株の影響と順番的に未接種が多いので増えていると考えられますね。
さらに問題は未成年での増加ですね。今までは小児とかは感染しにくいと言われていましたが感染力の強いデルタ株には18禁という概念はないようです。
40-50代の重症化
次に重症化症例を見ていきましょう。全国のグラフはないので、東京都で見ていきます。
去年の年末の時と並べてみました。一目瞭然ですね。
40-50代の重症化が特に急増していることが読んで取れます。さらに、20-30代でも重症化していることがわかります。
以前も言いました、40-50代は重症化してもECMOで救われる可能性がだいぶ高いのです。裏を返せば、ベッドの占有期間が長いんです。
つまり、この元々の体力がある世代が重症化すると、医療崩壊が起こりやすくなるわけです。重症化しても満床で入院できないということが起きるわけです。
▼日本の医療と医療崩壊▼
死者の推移
今回のデルタ株の広がりの中でも死者数は比較的抑えられています。
今年の5-6月と比べて死者が抑えられていますね。これも当然”フルチン”の人が増えているからです。
実は外国を見てもデルタ株の中でも死者がある程度抑えられています。
特にオレンジの英国と水色のフランスは感染がかなり拡大(左のグラフ)しても死者の急増はない(右のグラフ)ですね。
ところで、このグラフにアメリカはありませんが、アメリカは死者がいまかなり増えています。なぜでしょうか。
実はアメリカ州によって共和党が強い州ではワクチン接種率が低く、それらの州でデルタ株感染が爆増*2しています。
致死率1%
感染者が増える中で、死者が減るとなるとコロナの致死率は意外と低いのでは?と考えられますね。
まずゼロコロナの国、中国は右側の感染者数の割合はめちゃくちゃ少ないのに、致死率4.9%って高すぎですね(笑)ちょっと考えにくい。感染者数がかなり過少報告なのかな?ま、そっとしとこ。
で、日本では1%なんです。人種や医療体系の近い韓国でもそれに近い0.9%ですから、私たちではこのくらいと考えていいですね。
世界的に見て日本は相当うまくやってる方です!
ちなみに季節性インフルエンザの日本の致死率は0.02~0.03%*3ということなので、インフルよりも死ぬ可能性が50倍以上高いわけです。
いま、治療薬のない状態で一気に5類感染症に下げにくいのはこういった事情もあります。
もちろん、ワクチンがもっと進めば、感染するけど致死率が下がってくることになります。
さいごに
いかがでしたか。
週末のユルめのupdateで、文は短め、図を多めでやってみました。
ちなみに、もう1つ面白い発見がありました。
去年の8月から1年間通して変わっていないデータがあるのです。それは、日本の経路不明感染者割合です。ずーーーーっと60%前後。
▼感染経路不明の真相▼
いずれにしても、日本は世界的に見て、国の規模を考えてもかなりよくやってます。
多くのメディアとイチャモン野党sはひどいもんです。日本でコレなら、米・バイデンも英・ジョンソンも辞任もんですよね。(笑)
こうやって時々世界のデータを見ることで広い視野でコロナについて考える習慣をつけると、変に不安になったり、変な陰謀論に悩まされることもなくなります♪
では、また(^^♪