世界中で話題となっている北朝鮮のリーダー重篤説について少し見ていきましょう。
さらには北のロイヤルファミリーについても学びましょうね。
リーダー重篤説
急に現れた金正恩氏の重篤説はアメリカのCNNが速報で伝えましたが、韓国政府は即座に否定しました。
4月12日に心臓の血管の手術をし、手術は無事終わったという話があります。しかしながら4月15日の太陽節*1に姿を現さなかったことから出ているようです。ただ術後3日でピンピンしてるワケもないですが…
他の報道では側近にコロナ感染が出たから隔離予防しているという説もありますが、情報が少ない国だけに何もわかりませんね。
金王朝をわかりやすく
さて、金王朝は3世代続いていますが、いったいどういう"家"なのでしょうか。元から「国王」など由緒正しい一族なのでしょうか?答えはNOです。
長く朝鮮半島を統治していたのは金家ではなく李家ですよね、李氏朝鮮と言う言葉を歴史で学びましたね。この李氏朝鮮は1910年の日韓併合でなくなりました。
それ以降は35年間、朝鮮は日本の一部でした。
1945年に日本が敗戦し朝鮮半島は日本の支配から外れたわけです(光復という)。ソ連が北を、アメリカが南を統治しました。
ソ連のスターリンは北朝鮮を共産主義国家として支配しようとしましたが、いきなり白人が支配しても民衆の反発を招くので、朝鮮人のリーダーを立てることにしました。
朝鮮半島では抗日ゲリラで名を馳せた「キム・イルソン」という名の将軍がいたので、その”カリスマ性”を使うことにしました。
選ばれたのは金成柱(キム・ソンヂュ)というスターリンに忠誠な男でした。ソ連は彼を”金日成”としてリーダーにしたのです。
朝鮮半島の歴史で、学校では習えないことなど、韓国のソウル大学歴史経済学者の李栄薫(イ・ヨンフン)先生らが書かれたベストセラー『反日種族主義』は本当に一度読む価値はあります。
朝鮮半島に根付いた反日の根源など、多くの問題点を取り上げています。
今年続編が出るという話も聞きました。興味がある方はぜひどうぞ。
家族関係
ややこしいので図を見ながら説明しますね。
初代 金日成さんの息子が2代目 金正日さんですね。金正日と成 恵琳(ソン・ヘリム)の間にできた子が金正男です。長男であり金正日の後継者として絶対視されていましたが、彼は北朝鮮体制への批判などを繰り返し疎まれており、中国の支援の下マカオに身を潜めていました。
金正日氏が亡くなった後、後を継いだのは3男の金正恩です。金正男とは異母兄弟と言うことになります。
この2人の間には金正哲がいますが、彼は消息不明です。この3兄弟のおじさんに当たるのが北朝鮮のNo.2と言われていた張 成沢(チャン・ソンテク)です。彼は、中国とパイプラインがあり、金正男を推していました。
しかし、国に対する不忠誠ということで処刑されました。
ご存じの通り金正男も2017年にクアラルンプール空港で殺害されました。
親戚であっても殺されるので本当に恐ろしいですね。
最後に
いかがでしたか。本当にどんどん新しいニュースが出てきますね。
なるべくわかりやすく書いてみましたがおわかりいただけたでしょうか。
続報を待ちましょう
*1:祖父・金日成の生誕祭