マルチリンガル医師のよもやま話

マルチリンガル医師の世界観で世の中の出来事を綴ります

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科学「神が宇宙を創造した」

個人的には宗教には興味なく、世界を見ても「争いの火種」になり、日本の生活を見ても宗教関連のトラブルなども見られ、いい印象を持っていません。

しかしながら、最後の最後に自分を守ってくれるものがあると、人は強く生きられます。そういう意味では重要な存在なのかもしれません。

今回は「宇宙は神が作った」という”科学的”な話*1を見ていきましょう。

宇宙の始まり

宇宙科学者らは、宇宙には”始まり”があることをつきとめました。

この発見は、長らく信じられてきた「宇宙は永久的で自存する物質であり、精神や魂ではない」という唯物論とは矛盾するものです。

唯物論「すべてのものは”物質”」

この理論は、赤方偏移により裏付けられ、要は宇宙にはれっきとした開始点があるということになります。

宇宙は誕生から膨張を続けていることがわかっています。

 

はい、もうこの始まりから既についていけてません(笑)

もう少し噛み砕いていきましょう。

赤方偏移

先ほど登場した赤方偏移とは何か?

多くの星の主成分は水素です。例えば遥か遠くの惑星から届く光を分析し、水素を見つけ調べると、その波長が地上で我々が知っている水素の波長と違うのです。

赤方偏移とは

なぜ波長が変わるのか?これは、物理で習ったドップラー効果によるものです。

救急車の音は近づいてくるときは音が高いけど、自分から離れていくと音は低くなります。

これは近づいてくるときは、波長が短くなり、離れるときは波長が長くなるからです。

で、話を戻して、遠い惑星から発せられた水素の波長が、地上のものより長くなっています。ということは、その惑星は地球からどんどん”離れている”ということです。

で、この傾向はほぼすべての天体で見られることから、宇宙自体が膨張していると考えられます。

可視光線と不可視光線

ちなみに赤方という理由は、虹を思い出すと、→橙→黄→・・・ですね。これは波長の長い順です。

赤外線と紫外線

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波長が長くなり赤の方に移動するという意味から赤方偏移と呼ばれます。

アインシュタイン

アインシュタイン方程式というのをご存じでしょうか?

これは一般相対性理論の中にあり、『重力とは時空の歪みである』という我々一般人にはとても理解不能な内容を式で表したものの事です。

相対性理論について

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当時は宇宙とは未来永劫不変のモノと考えられていました。

そして、アインシュタインもその”静的宇宙”を前提に方程式の計算が合うように宇宙項と言って帳尻を合わせれるように努力していました。

アインシュタイン方程式

しかし、その後、先ほど学んだ赤方偏移から銀河は遠ざかっている、すなわち宇宙は膨張していることが発見され、アインシュタインは自らの宇宙項などを”人生最大の失敗”だったと言いました。

さて、宇宙が拡大しているということは、”起点”があるはずです。

現在の宇宙物理学では、宇宙の始まりに焦点が当たるようになっています。

アインシュタインと原爆

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有神論者

「宇宙には始まりがある」

こうなると、誰か偉い人が始めた・・という伝説を付けるのが宗教です。

こうして有神論者らが様々な宇宙の始まりのストーリーを描くようになりました。

また、もう一つ、有神論者の味方をするものが、「微調整された宇宙」というものです。

微調整された宇宙

簡単に言えば、宇宙を構成する物質の割合が少しでも違っていれば、宇宙は過膨張していたり、宇宙の寿命が非常に短くなったり、生命すらできていない可能性も十分あるのです。

このくらい、うまい具合に微調整された宇宙は「創造主が意図して作り上げた」という論を大きくすることになりまた。

多元宇宙論

すると、科学者たちは新たな言説を出しました。

神が作ったなんていう”非科学的”なことを認めたくないから?なのか、ある仮説を出しました。

それは、宇宙はいくつもあって、そのうちの一つが今我々の知っている元素や重力などがたまたまいい具合に保たれているということです。

多元宇宙論

例えば、ブラックホールの中には別の宇宙が存在するなんていうのはよくSFなどで出てきますよね、これも多元宇宙論です。

多元宇宙論はあくまで仮説で、証明されていませんし、恐らく証明できないだろうと言われています。

DNAコード

分子生物学での発見としてはDNAに刻まれたデジタルコードがあります。

1953年にJames WatsonらのDNAの構造の研究により配列仮説というものができました。現在では仮説ではなく、事実として認められています

簡単に言うと、生物の体を作り上げているタンパク質を細かく見るとアミノ酸の配列でできています。で、このアミノ酸の配列は生物のDNAの中のヌクレオチドの固有の配列に決定されると言うものです。

配列仮説とは

もっと簡単に言うと、動物の体というのが遺伝子に書き込まれた”コード”をもとに作られており、設計図があると。なので、誰かが意図して設計図を作ったとも考えられると。

さらに、現代のコンピュータのプログラミングなどよりもはるかに進んだテクノロジーを用いたコードであることから、科学では説明できず、全能の神が生物を作り上げたとか、非常に知的な地球外生命体により作られたという風にも考えられると。

宇宙人は存在する?

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さいごに

いかがでしたか?

宇宙が拡大していることは間違いないようで、となると、宇宙は不変のものではなく、必ず最初の『誕生』のタイミングがあるわけです。

そして、例えば地球という星には、生物が存在しています。この「微調整された宇宙」は少しでも物質の構成が違っていれば、生物は存在できません、つまり”奇跡的な構造”である宇宙はいかにしてできたのか?

また、生物の細胞レベルで遺伝子情報は我々の使うコンピュータよりもさらに複雑で、このようなコードを誰が書き込んだのか?

科学的に迫れば迫るほど、現在の科学では説明のつかないことが多くわかり、「創造主」の存在を感じてしまうということでした。

 

では、また(^^♪