マルチリンガル医師のよもやま話

マルチリンガル医師の世界観で世の中の出来事を綴ります

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「女性はとりあえず痩せなさい」

女性のがんで一番多いのは乳がんです。 また、乳がんは他のがんと比べてもかなり若い年齢から罹患率が増えることもわかっており、30代後半から増加します。 ただでさえ、厄介な乳がんをさらに悪化させるものがあります。 今回はそれについて学んでみましょう…

太ったのはあなたのせいではない

ダイエットをしてもなかなか痩せない・・・ 忙しい日が続くとついつい食べ過ぎて・・・ 多くの現代人を悩ませてきた”肥満”、あなたが怠惰なせいではないかもしれません。 一緒に学んでいきましょ~

日本のキャッシュレスは進んだか

コロナ禍では、「日本は今もFAXでやり取りしてるのか!」とか「印鑑押すために出社ってwww」などと世界からIT後進国として笑われました。 訪日外国人、いわゆるインバウンドが増える中、「日本ではカードが使えない店が多い」などと言った不満の声をよく耳に…

米『若年で急増する”希少がん”』

日本人で多いがんといえば、肺がん、大腸がん、胃がん、乳がんが挙げられます。 皆さんの周りもこれらのがんを患っていた(or 患っている)人はいると思います。 一方で、稀ながんもあります。脳腫瘍や小腸がん、皮膚がんなどたくさんあります。 今回はそん…

アノ薬が癌の進行を抑える

がん患者が増えていることは、何度もご紹介しています。 感染症、大気汚染、生活習慣、超加工食品の摂取などによる体内での「慢性炎症」ががんを引き起こすと考えられ、我々人類は便利さと引き換えにそれらのリスクを取っていることとなります。 さて、今回…

『脂質が悪いって言いたまえ』

過肥満が心血管系に良くないことは、誰もが知る事実です。 その肥満の原因はカロリー過多です。脂質の取りすぎ、糖質の取りすぎなど。 しかし、長らくの間、「脂質」だけが心血管系疾患の原因として悪者扱いされてきました。 今回はこの裏側を学びましょう〜

過剰なCT検査でがんになる?

健康を意識する人が多い現代、人間ドックなどで全身のがん検索などを行う人も増えています。 医療・科学技術の発展で、誰もが検査を受けやすい時代になったのは喜ばしいことであります。 今回は、「検査過剰」について気をつけなければならないというお話*1…

所得倍増計画を学びなおそう

インフレが続くなか、日本人の給与は上がっていないっていう話はそこら中で言われています。 国民の”所得”を増やすには、自然の流れに任しておくだけでは難しく、政策が重要となります。 今回は、日本を経済大国へと導いた1960年頃の”所得倍増計画”を振り返…

コロナ感染でがん治療?

コロナ感染症は5類化に伴い、一般の人には「見えない」ようになりましたが、今も流行期を繰り返しております。 ところで、感染症を起こすと体内では免疫反応が起こり異物排除の力が増します。このことから、もしかして感染中は免疫が高まってるからがんを抑…

『お弁当、温めますか?』

「お弁当、温めますか?」 「はい、僕のハートも温めてください」(妄想乙) コンビニでお弁当を買うと、必ず聞かれるこのフレーズ。日本の”おもてなし”の心ですな~~ と呑気なことを言ってられないかもしれません(; ・`д・´) 今回は、「お弁当温めますか」の…

法輪功について学ぼう

コロナ前の話ですが、上海行きの飛行機に乗った時、機内のモニターでは気功の映像が流れてくると、中国人の搭乗客らの一部はそれに合わせて手を伸ばしたり、深呼吸などをしているのを見ました。 気功は中国の文化に根付いているんだなぁ~と感じた一幕でした…

昔、認知症はなかった

高齢化社会では様々な病気が増えます。 その中でも、認知症は特にその象徴的なものとされます。 研究によると、「認知症は大昔はほとんどなかった」ようです。今回はこの辺、学んでいきましょう。

『40歳の壁』体に変化・・・

よく「40歳の壁」という言葉を耳にします。 40過ぎてから疲れやすくなったとか、病気がちになったとか、やる気が無くなったとか・・・ 今回はこの辺、体の変化について*1学んでいきましょう。 人体の複雑な構造 40代半ばと60代前半 健康への影響 さいごに 人…

転移しても治せる未来へ・・・

がんは”不治の病”と昔は言われていました。 昔は早期発見が難しく、進行がんで見つかることが多かったのも一因です。 医療機器の進化、検診の普及で早期で見つかるがんが増えたこと、日進月歩で抗がん剤が進化し、がんと戦えるようにはなってきました。 『が…

自閉症急増の原因・・・

「発達障害が増えた」という話をよく聞きます。 遺伝因子、ストレスやTV・スマホなどの環境因子などが原因とされます。 時代とともに周りが敏感になり、「もしかしてうちの子」で受診して診断がつくからです。 昔は「ちょっと変わった子」くらいの扱いだった…